表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/39

11.魔戦軍団長円城まなみ

私は魔戦軍団長まなみに実力を知る事になった

マスターとクリストフさんと魔戦軍団の人員は、


 オーシャスビークの西のダンジョン攻略に向かった


 私とまなみ、そしてシモンさん達冒険者で、司祭ヤン様を警護する必要がある


「なあ、ロリ巨乳、お前、吸血鬼になってどれ位だ?」


「2週間ですけど、なんでですか?」


「2週間の吸血鬼と同等か......悔しい」


「それより、胸で負けてる事を悔しがって欲しい・・・・・・」


「女の胸しか興味無い男など、興味無い」


「あれ?


 気にしてるから、そこに拘るのでしょう?


 ぷっぷっぷっ


 負け犬の遠吠えですね」


「お前、今度一度ゆっくり話しあおうな!」


「望むところです。持たざる者と持っている者の差を思い知らせてあげます」


「本当にお前みたいな女嫌い。男に媚びを売りやがって!」


「私、媚びなんて売ってませんよ。だた、男性が何故か大切にしてくれるのです」


「だから、それが計算だろう!」


「記憶にございません」


「貴様、ムカつく!」


まなみって、単純だ。扱い易そう


「なあ、アリスちゃん、遊んで無いで、ヤン司祭の警護の打ち合わせするぞ」


シモンさんが真面目な顔をする。確かに、敵戦力が十分わからない


 普通に考えると、マスター達のダンジョン攻略の迎撃に集中する筈だ


 だが、ヤン司教を暗殺すると言う考えはおそらく排除できないだろう


 実際、メランセル村からの移動中襲われた。指揮官が襲われたら、指揮系統が混乱する


 サロメ教団がヤン司祭を暗殺する計画を持つ可能性はある


☆☆☆


まなみ以外の魔戦軍団の人達は行ってしまった


 そして、まなみと私を主力として防衛線が築かれた


 シモンさんが説明してくれた


「まず、防衛は2段階で構築する。幸い、俺達は5階を占有している


 従って、俺達の防衛ラインは5Fだけだ」


「そうすると最初の防衛ラインは4Fから5Fの階段だな」


副団長のトーレだ


「その通りだ。そして、斥候の意味もある


 この宿舎の5Fを襲撃するには必ず4Fから5Fへの階段を通る必要がある」


「だが、万が一、敵に吸血鬼やウォーウルフがいたらどうする?」


「それはアリスちゃんから有力な情報をもらった。アリスちゃん、説明してくれ」


「あ、はい、私アリス、つまり、新米吸血鬼の立場から言うと、


 普通に想像される吸血鬼と新米吸血鬼ではかなり能力の差があります


 私は再生能力や身体能力は高いのですが、一般的にイメージされる、


 蝙蝠になったり、霧になったりする能力はありません


 おそらく、サロメ教団の吸血鬼やウォーウルフは劣化版かつ、新米です


 マスターの話では蝙蝠や霧に普通の吸血鬼がなれるには100年はかかるそうです」


「と言う事は!」


「そうだ、いきなり司教の部屋に現れたり、


 5Fに突然現れたりできないと言う事だな!?」


「ふーん、じゃ、吸血鬼やウォーウルフは俺様の敵ではなさそうだな」


「それなんだが、お前さん、只者じゃ無い事は俺でもわかる


 だが、どんな能力を持っているんだ?


 説明してくれるとありがたい」


シモンさんが疑問に思った様だ


 私もちょと、この人、口だけのちょっとおかしい人かもしれない......


 と思い始めてきてたのだ


 もちろん、他人事なら、それでいいのだけど、


 本当に口だけの人だと、シモンさん達が危険だ


 あくまで、私同様の戦力としてあてにしてるんだから


「俺様の力を疑うとは信じられないが、仕方ない、俺様の技や能力を教えておこう


 彼を知り己を知れば百戦殆からず


 て、言う諺が俺様の生まれ子故郷、日本にあるからな」


「いや、それ、中国って言う国の諺だぜ」


シモンさんが突っ込む。事実だと思う、私も小学生の頃習った


「えっ?


 そうなのか?


 俺様、自分の国の諺だと思っていたぞ!」


まずい、まなみは少なくとも、頭悪い


「まあ、とにかくお前さんの技量を教えてくれ」


「わかった。俺様は侍だ。日本と言う国で生まれた特殊な技を使う


 日本には剣道と言う刀と言う剣を使う武道があった


 それと魔法を組み合わせた新しい武道、それが円城流刀剣術


 基本、SSSクラスの冒険者と同等と思ってくれ


 実力は、そうだな。アリスと少し、試合うか?」


「アリスとか!?


 まあ、アリスと同等と聞いているから、確かに、確かめたい


 だけど、気をつけろよ。アリスは不死身だが、お前さんは違うのだろ?」


「ああ、私は普通の人間だ。アリスみたいに首がもげたら死ぬしか無い」


なんか、私、化物みたいに言われてる。ムカつく


「じゃ、ちょっと模擬戦をしてもらおうか?


 アリスいいか?」


「うん、わかった。でも、うっかり殺しちゃうんだからね」


「お前、殺る気満々だな?」


「だって、誰かさん、すごく私にあたるから、ちょっと手加減できないかも」


「安心しろ、お前と同等なのは、お前が不死身な事を考慮に入れての事だ


 実力は俺様の方が遥かに上だ」


「言ったわね。後悔させてあげるからね」


「おい、おい、二人共、味方同士な事忘れるなよ」


「わかってるわよ、シモンさん。私だって、無意味に人を殺す様な事しない


 ちゃんと手加減するわよ、多分!」


「俺様は手加減しないからな。どうせ不死身だからな」


「それ、酷くなく無いですか?」


「まあ、それは仕方無い様な気がする」


シモンさんにあっさり言われた


 私は気がついた


『凄っごい、不利な戦いだーーーーーー』


私達は打ち合わせを行っていた部屋を出て司祭様の部屋の前の広間に移動した


 そして、


「じゃ、試合うぞ!」


「ええ、試合でも後悔させてあげるんだからね!」


私はスラリとオリハルコンのショートソードを抜いた


 まなみは刀を抜かない


『???』


信じられない、刀を抜かないなんて、私、ばかにされてるの?


「いいの?


 剣、いえ、刀を抜かなくても?」


「ああ、かまわん、直ぐにわかるさ」


「じゃ、行くわよ。手加減はするけど、ある程度はちゃんと避けてよね」


「だから、不死身を除けば、貴様より俺様の方が圧倒的に強い、教えてやる」


「じゃあ、行くわよ」


ザザザザザザッザー


シュン


私は絨毯の上を高速で移動して、まなみに斬りかかった


 まなみは、下を向いて、目を瞑っている。大丈夫?


 このままだと、頭から胴体まで、真っ二つ......


 途中で、剣を止めよう


 と、私が剣を振り下ろした時


「円城流、抜刀術、一の太刀」


ズシュン


ブシューーーーーーー


気がつくと、私の胴体は横に、ほぼ半分に斬られていた


 胴体が折れた。千切れかかっていた。血飛沫がシャワーの様に出た


 血がたくさん流れて。痛い。でも、人が本当に胴体を真っ二つにされたら、


 おそらく、その時点で気を失うだろう


 だが、私は意識ははっきりあった。それに、痛みだけでも意識を失いそうだが、


 私は意識を失わない、痛みが信じ難く激しいものにも関わらずにだ


「わ、私の負け......」


私は敗北を宣言した。見えなかった。まなみの太刀筋


 まなみは強い、私より、しかし


 まなみは私に背を向けていた


『あれ?』


「どうだ、俺様の抜刀術、知らなかっただろう?


 刀を鞘に収めたままだと、誰も太刀筋がわからないだろ?


 だから、抜刀術は最強の剣技なんだ」


「すげーな、確かに、そんなの考えた事がねー」


シモンさんやトーレさんが散々、褒めてる


 でも、


 わかっちゃった。まなみってかなりおバカさんだ


 だって、私に背を向けてるだもん


 私は既にほとんど回復してる


 トン、と絨毯を軽く蹴る


 ほんの少し、宙に浮かび、まなみの直ぐ後ろに着地する。静かに、音も無く


「「「ああああああああ」」」


みんなが叫ぶ


「うん?


 どうしたんだ。みんな?」


 私はまなみに話かけた


「だーれだ?」


「へっ?」


まなみはびっくりして後ろを振り返った


「私の負けだけど、仕返しはするね」


そう言うと私はまなみの『でこ』に指パッちんした


 パシん


 結構な音がした


「ぎゃあああああああぁぁ」


まなみは本気で痛がって、絨毯の上で転がりまくっていた


 まなみ、怖い子、この子、天然だ


 試合は終わって、私の負けなのだが、何故か、まなみがガタガタ言う


「ずるく無いか?


 いくらなんでも、あんな短時間で再生するか?


 普通?」


「そんな事いいじゃ無いですか、まなみさんの勝ちだったんですから」


「納得いかない、それに、俺様に指パッちんなんて、ムカつく」


だから、まなみの勝ちなんだから、いいでしょう。めんどくさいなー

よろしければ評価・ブックマーク登録をお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ