1.プロローグ
吸血鬼ものに挑戦してみます。戦いのシーンを頑張って見ました
その日、全ての人が同じ夢を見た
夢の中で、神が顕現し、人類への裁判を行った。最後の審判である
神は人類を断罪した。人はあまり傲慢であると
海を汚し、地を汚し、空を汚し、多くの生物を絶滅に至らしめた
神の審判は全ての人へ、死を与えるとの事だった
朝になって、全ての人が同じ夢を見た事を認識するも、
誰一人、神の言葉を信じなかった
科学的な、何かがあるに違いないと考えた・・・・・・
しかし、天使イスラフィルが突然、空より現れ、
世界を破壊するためのラッパをイスラエルで吹いた
そして、天が割れ、天使ミカエル率いるの天使の軍勢が現れ、
人類を情け容赦なく殲滅した。地獄の7日間戦争、
その戦いで、人類の人口は1/10に減少した
7日目になって、人類に救世主が現れた、
堕天使ルシフェル、彼は堕天使の軍勢を率い、天使の軍勢と戦った
そして、彼は神に問うた
「神よ、傲慢なのはあなたではないか?
この罪深く、愛しい人類はあなたのりんごを食した事により、驕ってしまった
あなたが作った、この世界が悪いのではないか?
あなたが愛した人類からりんごを奪い、もう一度、機会を与えるべきではないか?」
神は黙して語らなかった
しかし、天使の軍勢は光輝く空へ消え、そして、その日より、科学が消滅した
人は火を使う事も武器を使う事も出来なくなった、人の人口は更に半分に減った
それから100年、人は科学に代わるものを発見した。
『魔法』である。新たな人類の武器、それまで『言葉』により、
人類はかろうじて国を形成し、生き残っていた。
しかし、魔法を手に入れた人類は再び強力な武器を得て、
人類の人口はそれまでの減少から増加へと新たな歴史を刻んだ
そして、『魔法』の発見と同時に新たな驚異が現れた
『魔物、魔族』だ。『魔法』の発見と同時に突然、
人類には『魔物、魔族』という驚異が現れた
人類は『魔物、魔族』と戦いながらもその勢力を増やしていった
そして1000年が過ぎた
☆☆☆
私は『アリス・プレゼンス』15歳の普通の女の子です
今は駆け出しの冒険者を故郷のメランセル村でやっています
メランセル村はオーシャスビークという、中規模な街の近くの小さな村です
この辺はあまり魔物が活発では無いので、
オーシャスビーク周辺には人がたくさん住んでいます
魔物がいない代わりに土地は痩せ、あまり農業は上手く行ってません
だから、この村には冒険者が多いのです
食糧は畑より、森や林の奥の野生の果物や動物や魔物を倒して食糧にしてるんです
私の冒険者クラスはFなんだからね
笑う人、酷いよ。Fクラスは一番底辺のクラス、だって始めたばかりなんだからね
この世界には冒険者ギルドと言うものがあるんです
わかり易く言えば職業安定所です
この世界の大半の人がギルドで仕事をもらい生計を立てています
でも、冒険者へ斡旋される仕事には難易度の差が激しく、
低ランクの冒険者には危険が伴います
その為、依頼の難易度をギルドが設定し、相応の能力に応じて仕事が供給されます
冒険者のクラスは上からS,A,B,C,D,E,Fの7段階です
私は最低ランクのFクラス、その仕事がどの様なものかと言うと、
ほとんど、薬草や野生の食用の果物の実を採集する仕事です
もちろん大して稼げません。でも働かなきゃいけないんです
私の両親はDクラスの冒険者でした。でも、私が7才の時、二人共死んでしまった
思わぬ高レベルの魔物に遭遇してしまい、それはあっさりと......
両親に代わり、私と弟を育ててくれたのは、お爺ちゃんだった
お爺ちゃんは、Bクラスの凄腕の冒険者だった
だから、私達姉弟が暮らすには十分稼げてました
その頃は幸せだった。しかし、ある日、私達の幸せが壊れたんです
お爺ちゃんはもう、老いていた、
お爺ちゃんは冒険者のパーティの行軍についていけず、
パーティからの脱退を宣告された。それからお爺ちゃんは引退しました
私達家族は困りました。それで、私は冒険者になったのです
学の無い私にはそれ位しか仕事が無かったのです
☆☆☆
今日も、ギルドに赴く。薬草採集の依頼を受けるつもりだ
いつも変わらないギルドの優しいみんな!
「アリスちゃん、今日も可愛いね」
「もう、からかわないで下さいよ。ヨイショしても何にも出ないんだからね」
私はいつも通りに他の冒険者さん達から可愛がってもらっていた
「おお、アリス、今日も薬草集めか?」
いつもの爽やかな声で私に声をかけてくれたのは、
冒険者の先輩、アーネさんだった
アーネさんは18才にしてAクラスの冒険者だ
いつも私に優しい言葉をかけてくれます
アーネさん、私の初恋の人、以前、薬草採りの最中、
ゴブリンに襲われたのを助けてくれた。もう、これは運命です
それ以来、アーネさんは私を気にかけてくれて、
私も密かにアーネさんを想っています
「アリスちゃん、薬草採りでも周りに気をつけるんだよ。
魔物は時々、安全な筈のところにも現れる事があるんだから」
アーネさんのパーティのリーダー、ロジャーさんだ。彼も私を心配してくれる
「べ、別に!ロジャーさん達に頼らなくてものやってけるんだからね...
頼ってなんて無いんだからね!
ちゃ、ちゃんと...その...が、頑張ればできるんだから!
心配かけて悪かったわね!!ふ、ふん!」
私はいつもの様にツンデレ口調で話す、私はツンデレ設定だ
でも、本当は私、ツンデレなんかじゃ無いんです
結構、気が強くで、デレたりしないけど、女の子の武器、凄い効くんです
男の人には......
ちなみに同年代の女の子の友達はいませんん。寂しくなんて無いんだからね!
別に私が腹黒だから、女子に人気が無い訳じゃ無いんだからね!
いつもの様に優しい冒険者さん達との会話、私は一生Fクラスの冒険者だろう
お爺ちゃんから、剣術や魔法を習った。でも、私には才能がなかった
お爺ちゃんの必殺の剣は、私のカピパラ並の運動神経では意味を成さず
魔法は一つも覚えられなかった
そんな私が神話の世界に巻き込まれるなんて、この時は想像などできなかったです
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