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1話  作者: あいす
1/1

かわゆす

「ん…?」


俺は顔にある妙な違和感を覚え、起きた。


「なんだ…?これ?」


鼻のあたりに乗っている…茶色くてラグビーボールのような形の物体。


「うわぁぁぁぁ!!!!!?」


俺はその存在が何なのかを察し、悲鳴をあげる。


それは…ゴキブリだ。


「キャハハハハハハハ!!」


「ちょっ!おまっ!やめろ!服につくな!本当にやめろ!ゴキブリだけは本当にダメなんだって俺!」


「ヒャハハハハ!」


「ん?これって…作り物!?」


よく考えたら全く動かないし感触も違う気がする。


「そうだよォ!やっと気付いたのォ?」


「おい!」


「お兄ちゃん、面白かったよ!」


「あのなぁ…」


心の底から辞めて欲しい。心臓に悪い。


「まあまあ!過ぎたことは忘れるとして!お腹へった!なんか作って〜!」


「ったく。わかったよ〜だ!」


となり、ご飯を作ることに。

そのために…


「とりあえず、部屋から出ていってくれ」


「え?なんで?」


「そりゃお前、着替えるからに決まってるだろ。それとも俺の裸にでも興味があるのか?」


「そっ!そんなわけないじゃない!分かったから!」


とやや頬を赤く染めて部屋から出ていった。どうしてなんだろ。


「とりあえず着替えよう」


俺はそう言ってクローゼットから服を取り出して着替える。


「おはよー」


「早くご飯!」


下に降りていくやら、飯を急かされた。めんどー。


「わかったからちょっと待ってろ」


俺は渋々了承する。


「さてと、何にしますか」


何するか1分ぐらい考えて、作り始める。


「今日の朝ごはんはなんだろな♪」


椅子にちょこんと可愛く座っている我が妹、夢咲 桜(ゆめさきさくら

因みに、俺の名前は夢咲 彼方(ゆめさきかなただ。高校2年生で、妹のことが大好きなシスコンだ。

妹第一妹の為なら火の中水の中の変態だ。って誰に説明してんだろ、俺。


「出来たぞ」


「やった!はやくはやく!」


「ハイハイわかったから」


桜に好意を持っていることに気づかれたくないため、出来るだけ普通に接する。


「「いただきます!」」


と俺らは合掌して、食べ始める。

食べ始めること数秒、桜の美味しそうに食べる姿が可愛すぎて見入ってしまった。


「ん?私の顔になにかついてる?」


「え、あ。ううん。なんもついてないよ」


「え?じゃあなんで私の顔見てたの?」


「そりゃあ桜が可愛かったから…あ!」


言ってしまった!どう言い訳する?


「えっ?そっ!そんなわけないじゃない!!私、可愛くなんて…」


お?なんか面白そう。もっといじってやれ!


「えー?めっちゃ可愛かったんだけどなぁ」


「だっ!だから!可愛くなんてないの!」


「いやいやめっっっっっちゃくっっっっっっちゃ可愛かったぞ!!!」


「やめてよぉ…」


と頬をリンゴのように赤く染めて言う、すっげぇ可愛い。


「もう!やめてって!」


「えー?しょうがないなー?」


「うー!」


可愛いところが見れて俺は満足です。あぁ、我が生涯に一遍の悔いなし…

まだ死ぬ気は無いがな!


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