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波紋に揺れる影

作者:此道一歩
光園持(こうえんじ)信也は六歳で母、好子を亡くし、実父、真一の光園持家へ引き取られ、その妻、玲子によって育てられた。だが、彼は決して愛人の子ではなく、時のずれの中で生まれた子どもであった。
社会とは無縁に生きている信也だったが、雨宿りをしている理穂に傘を貸したことから二人の奇妙な関係が続く。思いを口に出せない信也と、婚約破棄された女だということを気にして前へ進めない理穂を結婚へと結びつけたのは彼の腹違いの姉、恵利佳であった。

自分達親子の犠牲の上に幸せを築くことはできないと言って去って行った好子
しかしそのその好子親子の犠牲の上に幸せを築いてしまった玲子……
光園持に関わった者には皆それぞれの悲しい歴史がある。それを根底で支え続けた祖父、欣也は、苦悩を重ねてもなお、道を踏み外すことなく、光園持家のもつれてしまった運命の糸を一本ずつ、丁寧にほどきながら生きてきた人だった。
理穂はその最期を看取り、波紋に映る自らの影が揺れていないことに気づく。
第一章  宿命の糸
繋がった赤い糸
2019/10/14 15:41
屑(くず) 女
2019/10/17 03:58
恵利佳劇場
2019/10/18 23:23
第二章  光園持の絡(から)まった糸
宿命の人
2019/10/20 05:23
玲子の決意
2019/10/21 04:27
光園持に宿る命
2019/10/26 04:33
母の遺言
2019/10/28 04:44
光園持グループ
2019/10/29 05:41
最期の願い
2019/10/31 04:28
第三章  信也の物語
株との出会い
2019/11/01 04:47
信也の秘密
2019/11/02 05:28
信也の初恋
2019/11/07 02:46
第四章  婚約破棄された女でも……
光園持の日の出
2019/11/09 03:00
理穂の両親
2019/11/10 05:00
初めての夜
2019/11/11 03:00
沈みゆく屑女
2019/11/12 03:00
理穂のデビュー
2019/11/13 04:43
第五章  最期の時に
死の予感
2019/11/19 03:00
欣也の最期
2019/11/22 03:00
特別篇  『恵利佳の物語』
恵利佳を阻止した男子
2019/12/06 10:25
動  揺
2019/12/06 10:30
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