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孤児院の勇者  作者: ピッピ
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5話 ダンジョン

評価して下さった方がいたようです。ありがとう御座います。そしてこんな駄文でごめんなさい。

内容はすべて筆者の妄想です、怒られる前に誤ります、ごめんなさい。すいませんでした。

誰も見ていないと思って調子に乗ってました。


 

 入場料を払ってダンジョンに入った俺たちは先頭に俺、後ろに二人を下がらせる。銃撃の際に巻き込まれるので絶対俺の前に出ない様に念押しする。銃撃が分からないみたいなので前に行くと魔法が当たると説明したら納得してくれた様だった。

 ダンジョンの中は外より暗い。しかし、周りが見えない程でもなく日が沈みかけてる夕方位の明るさだろうか。ライトはとりあえず要らない様だ。

 

 「あっ!スライム見つけた!」


 チチが大声を上げる。


 「どこに居るんだい?」俺には何処に居るか分からない。


 「右側のあそこ。」チチが指さしている。


 「チチがやっつける!」


 「分かった、やってみな。」


 チチがスライムを棒でつついている時に俺は周囲を警戒する。皆で一か所を見る程馬鹿じゃない。戦闘中に一つの目標だけをみるヤツは死ぬ。例えればサッカーの試合で選手全員がボールを追いかけているみたいなもんだ。野球でも全員が球を追いかけまわすと負けるだろう?チームでは役割を果たす事が重要だ。


 「魔石とれた。」チチがビー玉みたいな小さな石を持ってきた。


 「すごいぞチチ良くやった。」頭をなでてやると喜んでた。


 「私も負けませんわ!」ヒメがチチに対抗心を持っているようだ。


 「今の調子で頑張ろう。何か見つけたら必ず教える事!」大事な事なので何度でも言う。


 二人はその後もサクサクとスライムを見つけて狩っていった。ヒメが7匹でチチが6匹だ、俺は先頭に居たのに発見0だった。二人の視線が痛い。また評価が下がった様な気がする。

 そのまま1キロ位で下層に降りる階段にたどり着いた。スライムを狩りながらなので30分くらいだ。思っていたより簡単だった。2階層もスライムを倒しながらサクサク進んでいるとついにゴブリンが現れた。


 「二人とも俺の後ろから離れるな!」前を向いたまま後ろの二人に命令する。洞窟みたいな狭い場所なのでコルトガバメントで迎え撃つ、64式をこんな場所で撃つと物凄くうるさいからだ。威力がありすぎる事もあるが玉の値段も倍違う。

 ゴブリンが2匹何か叫びながら近づいて来る。余り早くない、人間のジョギング程度の速度だ。体高1メートルくらいの魔物だからこんなものか。

 20メートルになった処で射撃開始。ダブルタップで2発づづゴブリンにぶち込む。狙いは基本どうり体の中心だ。間違っても頭は狙わない、頭は良く動くので外れやすいからだ。

 洞窟の中に45口径の発砲の轟音が響き渡り、銃口からの閃光が目をくらませる。45口径の銃弾を受けたゴブリンは吹き飛ばされて即死している。入射側の前は小さな穴だが背中の方は大穴が開いてるのは見なくても分かっていた。4発使ったのでマガジンを抜いて補充しておく。弾を常に切らさないようにするのは兵士の基本だ。


 「な、何ですの!今のは?物凄い音と光がしたと思ったらゴブリンが死んでますわ!」


 「耳が痛い!目がチカチカする~」


 まあ初めて銃声を聞いたら耳痛いよな、びっくりするし。銃炎って結構まぶしいよな確かに。俺にとっては拳銃なんておもちゃみたいなものだから余り気にしてなかったが、彼女達にとっては衝撃的だったみたいだ。

 「ごめんね。これがおっちゃんの魔法だから。これからもこんなんだから、早く慣れてね。因みにこっちの長い方を使うともっと大きな音と光がするから。」二人に向かって笑いかける。

 ゴブリンが消えた後にはやっぱりビー玉みたいな小さな石が落ちていた。さっきのスライムとは色がチョット違うみたいだ。


 そして後2匹のゴブリンを狩って下の階に降りる。目がチカチカしてスライムが見つけられなくなったって言われて二人に怒られた。次にゴブリンが出たら、1匹残して二人用にするといってやっと許してもらえた。


 さて地下3階層。ゴブリンが向かって来たので迎撃する。同じ距離で射撃開始しているので、二人は射撃開始時には目を背けている。2発を1秒で発射するので2匹なら照準変更時間を含めて3~4秒で射撃が完了する。そのままゴブリンが完全に死んでいるのを確認して状況終了だ。今回は1匹残しているが、轟音と閃光で

驚いて動きが止まっている。


 「1匹残したぞ!」二人に声を掛けて俺は銃口を上に向ける。

 「行け!」


 二人は無言でゴブリンに突っ込んでいく。低い姿勢で速い。チチの槍がゴブリンの腹に突き刺さる。背中から先が出る位の一撃だ。ヒメの槍は喉を貫通して後頭部から出てる。見ていても信じられない位の強さだ。これが巨人族と鬼族の力か・・・。大人は一体どれ位強いのか想像もつかない。


 「凄いぞ二人とも!物凄く強いじゃないか。」


 「チチ強いよ。」

 「だから私たちは強いって言ってるじゃありませんか。」


 「いやすまん、ここまで強いとは思わなかったんだよ。二人で俺を運んだから力は強いのを知ってたんだが、戦闘技術がここまでとは思わなかった。」帰ったら良い武器を買ってやろうと思った。

 そのままゴブリンを狩りながら4階層への階段を見つけたの休憩を取ることにした。


 「お腹減った~。」

 「私もお腹がへりましたわ。」


 「よし!任せろ!美味いもん出してやるぞ。」


 レトルトのご飯6パックとレトルトの牛丼を6パックを召喚する。昨日召喚したカセットコンロはアイテムボックスから取り出す。鍋を召喚して水を水筒から入れて準備完了。使い捨てると勿体ないのでどんぶり3個と二人用にスプーンも2本召喚する。準備している間に今までの魔石を数えてもらう。


 「スライムのはね~、う~んとね12個」

 チチは数を数えるのが苦手の様だ。


 「ゴブリンの魔石は15個ですわ。」

 うんヒメは賢い。

 

 「じゃあ今までの稼ぎは17400ゴールドだね。入場料と昼飯代は稼いだわけだ。これからが本当の稼ぎだから頑張ろう!」二人に向かって言ったら不思議な顔をされた。


 「どうかしたかい?」


 「今一瞬で金額を言いましたわ。計算の魔法を使ったのですか?」

 「何だ魔法か~、ビックリした。」


 「魔法じゃないぞ。暗算しただけだ。」


 この世界で計算は商人がするものらしい、平民は読み書きが出来るのは珍しいそうだ。孤児院ではシスターが読み書きを教えて将来困らない様にしてくれているそうだ。時間が出来たらこの子達に読み書きと計算を教えようと思った。それよりも腹が減った。

 

「ご飯が出来たから食べるぞ。」


 どんぶりについだ2人前の牛丼を2人にすすめるとヒメはスプーンで恐る恐る食べていた。チチは豪快に掬って食っていた。


 「「美味しい」」


 2人とも満足してくれた様で嬉しかったが、何を食べても「美味しい」しか言わないのでチョット寂しい気がしたのは2人には内緒だ。デザートにアイスクリームを出したが、やっぱり「美味しい」しか言ってくれなかった。



 




 

ガバメント大好きです。丁度良いグリップサイズがお気に入りです。

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