21章 来襲
評価とブックマークをくださった方ありがとうございました。
つまんない話ですが頑張りますね。パソコンの調子が悪くて文章が消えるので何時もの3倍時間がかかりました。
「チチ様、食い物でございます。」
「おう!気が利くなレビン。」
チチにぶちのめされた副隊長はすっかり自信を無くして、チチの弟子になっていた。本人に言わせると雑魚の中で30番目だった事に気が付いたらしい。特に自分より強かった隊長が手も足も出せずに瞬殺されたのを見て聖騎士は雑魚の集まりだった事を確信したらしい。
「ししょう、どの様にすれば自分は強くなれるでしょうか?」
「ふ、簡単だ穴を掘れ!ほれ、スコップを貸してやろう。」
「穴を掘ったら強くなれるのですか?」
「馬鹿か貴様は、穴堀は兵士の基本なのだ、賢者が言ってたのだ間違いない!」
レビン副長はチチに連れられて穴堀にかりだされた。明日の襲撃に備えて塹壕を掘って子供達を守る予定なのだ。でも穴掘りで全身の筋肉の強化が出来るのは間違って無いので俺は黙っていた。
「ヒメ様、お茶をどうぞ。」
「あら、隊長さんがそのような事をしてはいけませんわ。」
こっちでは、隊長がヒメの1番弟子になっていいた。ヒメの剣技を見て己の未熟さを悟ったのだそうだ。
「先生、私に剣をお教え下さい。私も強くなりたいのです。」
「隊長さん、剣の道は遠く厳しいですわよ。」
「何と含蓄のあるお言葉でしょう、セリカの心に刻みおきました。」
こっちでは、ヒメが隊長にどっかで聞いたこのある台詞を言っていた。ヒメって剣振り回し初めて、半年だったよな多分。
そして他の聖騎士達は子供達に馴染んで畑を耕していた。そして初めに来た伝令の騎士は俺に懐いていた。情報収取してるのかも知れないが。
「賢者様の奥様達はお強いですな~。この国最強じゃないですかね。多分」
「聖騎士ってそんなに強いのか?」
「そうですな、聖騎士1人で普通の兵士10人分の働きはするでしょうな。教会の切り札ですから。」
「ふ~ん。」
「しかし、奥様方に聞いた所によると賢者様は奥様達よりずっとお強いらしいですな。一体どれ程お強いのか想像もできませんな。」
「まあ、俺がその気になったらこの国滅ぼす位は簡単だな。」
こいつは情報収集してる奴だと確信したので、大げさに言っておいた。ふふ、嘘情報を広げて悩むが良い愚民ども。そう、俺は人が悪いのだ。
その日の夜は次の日が襲撃予定日ということもあり軽めの晩飯にした。キツネうどんとおにぎりだ。おにぎりは俺の好きな紫蘇とシンプルな塩にしてみた、付け合わせに沢庵を出したら。評判が良かったのでびっくりした。
次の日、俺たちを皆殺しにする為に明るくなってから来るだろうという予測通りそいつらは、夜が明けてからやって来た。その数30人、全員人相が悪く小汚い奴らだった。一応全員馬に乗っているがあまりよくない馬ばかりだった。どうせどこかで盗んできたのだろう。
子供たちは俺の後方30メートル位のタコツボの中に居る、聖騎士達も一緒だ。彼らには子供たちを守るように言ってある。最も子供たちにチーフスペシャルを渡してあるので近づいたならず者は悲惨な事になるだろう。
盗賊たちが馬を降りてぞろぞろやって来たので、俺はゆったりとならず者たちの20メートル程前まで歩いて行った。俺の左右にはチチとヒメがついてきている、子供達を守れと言ったが聖騎士がいるから自分達は俺を守るのだそうだ。
「お前ら、止まれ!ここに何の用だ!」
「俺たちは水を貰いに来ただけだ。」
リーダーらしきヤツがニヤニヤ笑いながら答えた。周りの手下もへらへらしている、上手い事言ったつもりらしい。完全に俺をなめている様だ。ありがたい、どんどんなめてくれ、その方が簡単に狩れるからな。
「お前らにやる水はない!川の水でも飲んでろ!」
「何だと!お前死にてーのか!」
馬鹿だから簡単に挑発に乗って来た。
「お頭!早くやっちまいましょうぜ!」
「いい女までいるじゃねえですか、皆で殺す前に楽しみましょうぜ!」
こいつら女を見て完全に見境をなくしていた。虐殺と暴行に飢えているのだ。
「小汚い雑魚が調子に乗るなよ!仲間同士でしゃぶりあってろ!」
「ゴミの癖に生意気な、犬とでもやってろ!」
うちの娘達も頭に血が上ってる様だ下品な言葉を使ってる、後で説教だな。しかしどこでそんな言葉を覚えたのだろうか、昔は小さくて可愛かったのに。
「お前ら、そこで止まれ!敷地に1歩でも入ったら殺す!」
俺はとても親切な男だから最後通告を出した。ならず者達は益々怒り狂ったようだが。聖騎士達が見ているのでいい人アピールをしといたのだ。
ならず者たちがギラギラした目で、チチやヒメを見ながら近づいてきた、後3歩で敷地の境界だ。
ナイフを投げそうなヤツが3人いた、当たると痛そうだ。既に皆剣を抜いている。やる気満々だな。
あと2歩で境界だ。
背中に子供たちの視線を感じる、心配すんな。俺が守って見せる。
あと1歩で境界。
ドドドドド!!!
そこで俺は射撃開始した。連射で全弾クズ共に叩き込む。素早く弾倉交換して更に連射する。左右にいた娘達も射撃に加わって来た。64式の3連ミュージックが辺りに響きわたる。とても良い朝の音楽だ。
合計80発のNATO弾がばらまかれた後に立っている、クズはいなかった。呻いてるのが何人かいあたので、手早く神の元に送ってやった。
「よし、作戦終了だ!状況終わり。」
子供たちと聖騎士が駆け寄ってきた。皆目を輝かせて俺を見ている。
「おじちゃん、凄い!」
子供たちが俺をペタペタ触ってくる。
「賢者様、こんなに強かったのですね!」
隊長は俺に惚れたようだ。・・・多分。
その後ならず者達の持ってた金を回収して、朝飯にした。ならず者達が乗って来た馬は銃声に驚いて逃げてしまった様だ。
昨夜は質素な夕飯だったのだったので、今朝は高カロリーにする。こども達の好きなエビフライとレトルトカレーにした。
「おっちゃん、1歩早く撃ったからビックリしたぜ!」
「何でだ?俺が本当の事を言うと思ったのか?」
「あれは、おじ様の作戦ですわ。相手の隙を自ら作る高等戦術ですわ。」
何だか納得してない顔の聖騎士達に、ヒメが解説しだした。
「そうだったのですか、流石賢者様。」
隊長は既に俺の信者らしい。
「ちょっと、卑怯な感じが・・・」
副隊長は少し不満そうだ。
「あら、負けた正義なんか何の役にも立ちませんわよ。」
「ははは、その通り。だからレビンは弱いんだよ!」
こうして俺達はならず者を撃退した。今度はこっちの番なので、そのうちあいつらの雇い主に挨拶に行こうと思う。ならず者達が結構金を持ってたのでバレットを召喚したからな。




