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論理に縛られて、友達が出来ない

「俺の勝負を易々と受け入れたのを見て確信に近づいたよ

"俺の考えているヨーニへの対策"を知ることは出来ないんだってな

だからこそ人間がヨーニに対して何をするかも正確には分からず、不安がるんだ

友達が欲しいのも"ヨーニの友達を"作ることが出来ないから……」


「消しても消しても消えない……!」


「後は俺のシッディで無限の種類のヨーニを攻撃する存在を産み出すだけだ

"一度に自分以外の存在を"消すことは出来ないし、あらゆる種類の存在がいるから"Aという(自分を含まない)種類の存在を"消すこともできない。

 更に能力の同時使用も出来ないから、小まめに俺が産み出し続ける無限のあらゆる物体を消し続けるしかない

もし俺に何かしようものなら、その瞬間あらゆる物体がヨーニを攻めるわけだからな」


「私が……人間に負ける……!?」


「俺もヨーニの力を使ってるからこそ、だが」


 そう、ヨーニ自身が俺にこの力を与えた。

 人間には寿命があるからシッディを与えても大丈夫だと思っていたヨーニ。

 その恐れていた人間に手のひら返されることが、今起きてしまったわけだ。


「くっ……分かりました……

……私の、負けです……」


 その声を聞いて、シッディの使用を止める。


「余裕だと思った、その甘さが命取りでしたね……」


「勝ったんだ、ジャンヌ様の寿命を伸ばしてくれ」


「分かりました……

ただし、そのせいで私に何かあったときは……」


「責任は取ろう」


 ヨーニが目を閉じて少し祈り、再び開いてこちらを見る。


「終わりました」


「ありがとう、ヨーニ」


「……私が教会まで送り届けましょう、ジャンヌ様の顔を見てあげてください

……ますます、兄君さまのこと欲しくなっちゃいました」


 その発言の直後、周りが色を取り戻す。

 目の前にはジャンヌ様が立っていた。

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