死闘
始まった直後、アストラルが消え俺の背後を取りに来た。
+∞もお茶の子さいさいか、ならばこっちもアストラルの背後に瞬間移動!
また消えた!どこに行った?
横か!
ドーン、と音が鳴り響く。
横に来たアストラルの、シッディで強化されたパンチが俺の腕に当たり、それをダメージ0にした衝撃が、辺りに広がった。
直ぐ様アストラルにパンチのラッシュを与える。
シッディで加速しているので常人には見えないスピードだろう。
「ぐっ……
空、質問を変える、友達の出来ない人間っていうのはどうして存在すると思う?」
俺のパンチを受けつつアストラルがまた質問をしてきた。
「さあ……進化論じゃないか?」
その直後アストラルが消えパンチがからぶる。
背後に瞬間移動していたアストラルが俺に一撃、それを俺がシッディで防ぐ。
その勢いでアストラルと距離が少し離れた。
「進化論か……今どき誰も信じていないよ
今の主流はシミュレーション仮説だ」
「何だそれ……?」
振り向き様にそう答える。
進化論が信じられていないってどういうことだ?
「確か空も棄糸出身だよね?なら見たことがあるはず、パソコンというものを
パソコンでは物理学的な考えに基づいて現実をシミュレート出来る
それと同じでこの世界もシミュレーションだって説だよ」
「何だそれ……じゃあ誰がシミュレーションしてるんだ?」
「神様だよ
今回の場合インテリジェントデザイン説とも言えるかな
知性のある存在、ここでは神様のことだけど、それによってこの世界は作られたと見られてる
実際、シッダが存在することが神様がいることの証明になってるしね」
「つまりどういうことだ?そのままだとただの衒学だぞ」
「……神様も一人ぼっちってことさ」
一人ぼっちの神様が作った世界で、一人ぼっちの人間が生まれる。
それは自然なこと……そう言いたいのか?
「だったら何故、お前らはぼっちを嫌う!」




