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裏で活躍していた男

אが特殊文字のせいか、上手く使えるときと使えない時があり混在していますが、一応使えるときは記号を使います

 と思って色々本を漁ってみたが……。

 うーん、精々シッディ一回目をアレフ0、シッディn回目をאnと定めれば俺の力でא∞までは行けるけど、アストラルもそこに必ずたどり着くはずだし……。

 うん?この本に書いてある……אの右下に付くのは順序数って……?


「あんた、空……だっけ。いつからそこにいるの?」


 思索に耽っていた時に声をかけてきたのはアンナだった。

 その後ろにマノもいる。


「確か朝から……」


「じゃあその場所は私達に交代して」


 マノが俺にどけと命じてくる。

 まだ解決法見つかってないんだけどな……。

 しょうがない、他の分野の本でも読むか。


 適当に移動しながら様々なジャンルの本を読むも、必勝法は見つからない。

 気づくと辺りは、日の光があまり射さない暗めの場所だった。


「こんなところに人とは珍しい……」


 突然声がしたので驚いて右側に振り向くと、30代ぐらいのスタイルのいい男が立っていた。

 辺りが薄暗いので全く気づかなかった。


「この辺りは……哲学の本ですね」


「学園でもあまり哲学の授業を行わないし、シッディは数学物理系ばかりだからここには人があまり来ないんだよ……

君はなんでここに?」


「これからの試合の対策で……」


「おお、ということは決勝戦に出るのか!」


「は、はい……ところであなたは?」


「君達がいつも世話になってる人、かな」


 どういうことだ?

 俺が世話になった人といえばジャンヌ様、ヨーニ、アナンダ先生ぐらいのはずだが……。

 まさか……!


「……何であなたはそんなに表に出ないんですか?」


「責任を取るためだ」


「責任って……?」


「そろそろ行かないと

いずれまた、ゆっくり話そうか」


 そういうと男は去っていった。

 結局何だったんだあの人。

 それより調べないとな。


 ん、この反事実的条件法って本……可能世界のことについて書いてあって興味深いな。

 って今はこんなこと調べてる場合じゃ……

 ん?……これは……!

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