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勝敗はひっくり返されるもの

「そこまで!勝者、……」


「その言葉を待っていた」


 ダーラが意味深な発言をする。

 その理由はすぐさま分かった。


「勝者、ダーラ!」


 何故かダーラが勝者扱いされたのである。

 誰が見てもプラーナが優勢だったが、誤審であるはずもない……ということは。


「僕の負け!?バカな!」


「出来れば普通に勝ちたかったけど……私のシッディは不等号を操作する力

さっきプラーナの勝利が確定しそうになった段階では審判の中で私<プラーナだった

これを操作すれば、言いかけた勝者の名が私にすりかわる」


「そんなのありなのか?」


 プラーナが審判に正当性を問いかける。


「そうですね……ルール上、私の宣言が言い終わるまでは勝敗はつかず、言い終わればそれを正式な判定とすることになっていますので」


 つまりダーラのシッディを無効化するか、気絶させない限り必ずダーラが勝つのか!?

 前の試合で俺は勝敗を明確にするためにムーラを気絶させたが、あれをしなければ負ける可能性があったのか……恐ろしい奴等だな。


「不確定性原理は量子力学の根本的な関数である波動関数などから導かれるもの

不等号を操作されても波動関数ならと思っていたが……

完敗だよ、ダーラ」


 プラーナが手を差しのべる。


「今回はたまたま勝っただけ、プラーナのシッディも十分脅威だ」


 ダーラも手を出し、プラーナと握手をする。

 この試合を通して、あの二人は友達になったというわけだ。

 だが、会場には「あの女、プラーナ様と握手してるわ!」という声が飛び交っていた。

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