やったか!?
続いて三回戦Cブロック、プラーナとダーラの試合。
どちらも俺の勝った相手だが、その二人が戦うとどうなるか見ものだな。
「僕達ガルバの部下が合間見えることになるなんてね」
「私は気にしない、目の前の敵は倒す」
「冷たいな」
あの二人はあまり仲良くないのか。
まあ片方は諜報機関リーダーでもう片方は護衛だったから接点がないのも当たり前かな。
「きゃー!プラーナ様ー!」「プラーナ様頑張ってー!」
観客の女達の黄色い声援が飛び交う。
流石プラーナは女性にモテるな……。
「試合開始!」
「くらえ!」
プラーナが早速仕掛ける……が、何も起こらない。
「僕のシッディが効かない……!」
「当たり前」
「何て、君のシッディを聞いたときから僕は分かっていたよ
量子力学で最も基本的な不等式、Δx*Δp≧h/4πを操作することはね」
「プラーナ様すごーい!」
確か……不確定性原理という奴か。
位置を測定すると運動量が正確には決まらず、運動量を測定すると位置が正確には決まらないとかいう。
「だからどうした」
「不確定性原理は、原理という名前が付いているが実際には原理じゃないってことさ!」
「……っ!」
ダーラがその場に固まる。
あれは量子の位置を固定して金縛りにさせる技だ。
相手が動けない隙に、プラーナがダーラの正面に行き、一発頬を殴る。
「ぐっ!」
「これで詰み、僕の勝ちかな?」




