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そして、次の文化祭が始まるのです

 あれからは特に何も起こることなく、普通の学園生活に戻り、8月の夏休みは寝て過ごした。

 そして時は過ぎ、9月。

 一回生にもカントリーの学園の生徒が入ってきて、相変わらず一回生に一クラスしかないので、一人を除き大分賑やかになっていた。

 第三戦争の最後の戦いが遠い彼方のように思える頃、いよいよ文化祭の季節がやって来た。


 文化祭ではクラス毎に強制参加、部活毎は有志で参加ということになっている。

 つまり、当然一回生である俺のクラスも文化祭に参加し、授業も中止でメイド喫茶の準備をやることになったわけだが……。


「何よこれ!こんな飾り付けじゃ笑われちゃうでしょ!」


「しょうがない、私には才能がないんだから」


「ふ、二人とも落ち着きなさいよねっ!」


「やれやれ、お前ら真面目にやれって」


 アストラル達や他のクラスメートも、わいわい楽しく準備している中、一人俺は教室の隅で静かに座っていた。

 俺と関わりたくないのか、あるいは関わるという発想がないのか、俺に仕事を与える人は一人もおらず、とりあえず学園に来てみたものの、これならサボって家で寝てた方が良かったかもしれない。

 はぁ、今からでも帰ろうかな。


「空くん、暇してるの?」


 そんなところに声をかけてきたのは、アナンダ先生だった。


「いや、まあ……」


「なら近くのお店でお茶っ葉を買ってきてくれない?

お金は渡すから」


 やることもないし、教室の雰囲気も受け付けなかった俺は、二つ返事で引き受け、学園の外へ出た。


 町の商店街に来たのは散歩以来か。

 とりあえずお茶屋お茶屋っと……。


「空さん?空さんじゃないですか?」


 ふといきなり、後ろから懐かしい声をかけられた。

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