表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
131/134

エクストラオールド

 空さん、元気にしていますか?

 私は元気です。

 空さんがいなくなってからもう1ヶ月。

 まるで空さんがいなかったかのように世界は動いています。




 空さんがここに来てから約一年。

 初めて空さんが現れたときは本当に驚きました。

 裸の男性が突然現れるんですから、驚かないわけありません!

 そして空さんを教会と学園に紹介して……その空さんが第三戦争を止めたんですよね。

 その事はあまり広まってませんし、私はパンちゃんに聞いて知りました。

 もしそれが知れ渡っていたら、結果は変わったのかもしれません。


 そして文化祭……まともに楽しんだことのなかった私は、文化祭への憧れがありました。

 しかし一人で参加するのも億劫。

 そこで空さんの所に行くという、ある意味で言い訳とも取れる方法を取りました。

 それでも空さんは文句一つ言わず、付き合ってくれましたね。

 パンちゃんやガルバさん、色々な人とも友達になれて、本当に嬉しかったんです。


 そして、誘拐。

 まさか私が誘拐されるなんて露程にも思っていませんでした。

 それでも私は空さんを責めていません。

 空さんが私を助けてくれたのですから。


 そんな空さんが神様を倒したと聞いて、私はびっくりしました。

 でも、私達は空さんを恐れません。

 私やジャンヌ様、パンちゃんやガルバさん、アストラルさん、アンナさん、マノさん、プラーナさん、戸卒さん、みんな空さんのことを知っています。

 だから、ここから逃げる必要なんてなかったのに、臆病者ですね。


 あれから空さんの地球へは、何故か誰も行けなくなりました。

 空さんが最後に、何かを残したんでしょうか?

 それでも、思いは通じると思っています。


 だから、空さんの友達第一号に予約した私から、空さんへこんな言葉を送りたいと思います。

 "extra old"

 空さんも、きっといつか、最高級の幸せを手に出来ると信じて。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ