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終わりの始まり

 少し歩きガルバの部屋の前に到着する。


「ガルバちゃーん!空くんも来て良いって!」


 戸が開きガルバが現れる。

 さっきはごたごたで気づかなかったけど、パンもガルバも俺も休みなのに制服だ。

 というか学園の生徒は皆普段着に制服を着るんだな。

 まあ元の世界でもお洒落が面倒とかで制服を好む奴がいたらしいし普通か。


「師匠!久しぶりだな!

パンちゃんが師匠とマヤに会いに行くと聞いてな、私も久々に会いたくなったんだ」


「マヤもきっとパンちゃんとガルバと会いたいと思ってるよ

早速行こう」


「空くんはマヤちゃんのお家知ってるの?」


「そうだ、私達はマヤの家がどこにあるか知らないからな」


 三国中央に出来た学園からマヤの家はそう遠くない。

 あれから半月以上経ったが、今でもマヤの家から教会に案内されたときのことは覚えている。

 一方パンとガルバはマヤの家を知らないようだ。

 となれば俺が案内するのが必然か……。


「じゃあ俺が案内しますよ」


 前列に俺、後ろにパンとガルバが並んで歩く形になり、あの時の逆の道を辿る。

 学校で無理矢理チームを組まされたなどの時には最後列を一人歩いていた俺だったが、今は最前列を一人歩くとは変わったものだ。


 そんなこんなでマヤの家に着く。


「ここがマヤの家ですよ」


「おー、なかなか立派だね!」


「早速マヤを呼ぼう」


 トントンと戸を叩き俺がノックする。

 しかし返事はない。


「マヤちゃん今は出掛けてるのかな?」


「アポ無しでしたししょうがないですよ」


「どうする?師匠」


 いないものはしょうがない、言い出しっぺのところにでも行って相談しようそうしよう。

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