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Insect ~終末世界と希望の刃~  作者: 御伽の庭
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1章 出会い

崩れたビルの跡地で、イブキは一際大きな柱の影で息を潜めていた。

夜も近いようで、夕陽が辺り一帯をオレンジ色に染め上げている。

物音がしなくなったので、柱から少し顔を出す。

焼け焦げた自動車と同じくらいの大きさのソレは、数刻前と同じ場所に佇んでいた。

人が「インセクト」と呼んでいるその化け物はその名の通り多くが昆虫のような姿形をしており、その甲殻は途轍もなく硬い。

その上、目についた生き物すべてに襲いかかるくらい獰猛な性格と、見た目以上の俊敏さで、今や世界最強の生物といって差し支えないだろう。

目はあまりよくないようなので、動かずにいれば問題ない。が、逆に動くものや音には敏感なため衣擦れ音や呼吸には十分に気を付ける必要がある。

今目の前にいる個体は小さいほうだけれど、それでも十分な脅威であることに違いはない。

いつまでも隠れているわけにはいかないが、過ぎ去るのを待つしかない。

せめて、暗くなる前にはここを離れたいな。

身を隠してからもう15分以上は経ったように思うが、インセクトは動くつもりは無いようで、先ほどから頭の先にある大きな鋏状の器官を閉じたり開いたりするだけだ。

これは、もうしばらく掛かりそうかな。

長期戦を覚悟したその時、インセクトが夕陽と同じ方角に体を向けたかと思えば、先ほどまでのゆったりとした動きからは想像もできない速さで走り出した。

金属が擦れるような甲殻の音と振動もだんだんと小さくなり、十秒もしないうちに姿も見えなくなった。

柱から離れ、安堵とともに大きく息をする。

あのインセクトが何故走り去って行ったのかはわからないが、奴の気が変わって戻ってくる前にここを離れよう。

抱きかかえていたぼろぼろのカバンを背負いなおし、走り出す。

目指すのは「駅」と呼ばれる地下鉄駅の跡地だ。

今からなら急げば真っ暗になる前には到着できる。

夕焼け空を背にイブキは瓦礫の山の間を走り抜けていった。


それからは何事もなく、駅の入り口までたどりつくことができた。

辺りはもうすでに暗くなっていて空には一番星が輝いている。

駅の入り口は、駅の住民が集めた素材で作られたバリケードと扉で守られている。

インセクトは無機物にはあまり興味を示さないため、出入りの際だけ気をつければ中は安全だ。

扉を開けて中に入る。

階段にはすでに灯りが付けられていて、十分に明るく階段を降りるのに不自由はなかった。

階段を降りた先には物資の集積場があり、外で収集した電子機器や金属類を分別、管理している。

今日はいつもより少し遠くまで探索に出ていたので、収穫も多かった。

集積場まで来たところでいつもと様子が違うことに気付く。

いつもなら、収集物の仕分けをしたり集積物の管理をしたりする人たちがまだいる時間のはずだが、今日いるのはいつも集積場の受付業務をしている小太りの中年男性だけだった。

「ただいま、タクさん、今日はもうみんなあがったの?」

背負っているカバンをおろしながらボクはそう聞く。

「おう、イブキ、遅かったじゃないか。あいつらなら、奥の広場で東京…、遠くから来たってぇ人らに興味津々でそっちにいるとおもうぞ」

「ここ以外にも人が?」

「おうよ、そいつらはムシどもを倒してここまで来たって話だ。ホントかどうかは知らねえが」

タクさんは無精髭を撫でながらそう言う。

ムシというのは、インセクトのことだ。

この駅の住人以外の人間がいたということも、この状況でなければ冗談だとしか思えない。

それに、インセクトを倒せる人間がいるというのは到底信じられない話だ。

インセクトを倒す。

それを夢見たことは一度や二度ではない。

インセクトの排除ができるなら、外で作業する時の見張りの数は大幅に減らせるだろうし、今日イブキがしていた物資収集も難易度が大幅に下がるだろう。

しかし、武器などの装備も碌なものがなく、その圧倒的な身体能力の差にはどうすることもできない。

そんな相手と戦うどころか倒すというのはあまりにも現実味のない話だ。

インセクトが出現した当時は、今よりはるかに技術や物資が充実していたと聞くがそれでもインセクトに成すすべなく蹂躙されたのだから。

だが、今日ここに来た者たちはそれを成し遂げることができるという。

「ねえ、ボクも行ってくるよ。これ、今日の分」

そういってカバンをタクさんに押し付け、広場へと向かうとそこにはこの駅では珍しく人だかりができていた。

その人混みの中心に浮かぶように、同じような黒い服を着た人が5人見えた。

ここからだと後ろ姿しか見えないが、おそらく彼らが例のインセクトを倒してきたという人たちに違いない。

この駅のリーダーであるタカシさんと何やら話し合っているようだ。

周りの人たちは物珍しそうな視線で彼らを見ながら、彼らがインセクトを倒せるということの真偽についてや、ここ以外にも人類が生存しているという事実についてなどを好き勝手に話し合っているのが聞こえてくる。

そんな人たちの間を、すり抜けるようにして前に出ていく。

「なるほど。生活に必要な設備が概ね揃っていることは理解した。不足している物資や資源はないか?」

大きめの外套を羽織った長い黒髪の女性がタカシさんにそう言っているのが聞こえる。

「ええ、今のところは大丈夫です。私たちもここで暮らし始めて、もう20年は経ちますので」

「そうか、了解した。我々にできることがあったら言ってほしい」

「わかりました。これからも、よろしくお願いします」

タカシさんが周りにいるみんなを見て、少しだけ呆れたように言う。

「皆もあなた方の話を聞きたいようですし、よければ今日は泊まっていってください。寝床は用意させますので」

「ふむ、お言葉に甘えさせてもらうとしよう。君たちも解散してもらって構わない。明日の朝には出発予定だがそれまでは自由にしてくれ」

そう女性が言うと、後ろに控えていた4名はそれぞれ近くにいた人たちに連れられるようにして人混みに消えていった。

その時、さっきまでタカシさんと話をしていた女性と目が合った。

「おや、子供もいるんだね」

そういって女性がこちらに近づき手を差し出す。

「こんばんは、少年。私はトウドウヒイロという。君の名前を聞いても?」

差し出された手を握り返して答える。

「こんばんは、トウドウヒイロさん。ボクはイブキ、と、いいます、あれ?です?」

タカシさんのように敬語という言葉遣いで話そうと思ったのだが、今まで言葉遣いなど気にしたこともなかったため正しいのがどれか話しているうちにわからなくなってしまった。やっぱり慣れないことはやめにしよう。

「ヒイロで構わないよ。イブキ君は今何歳なんだ?」

そう聞かれ、答えに困る。

ここで生活するうえで、年齢を気にする機会がほとんどないからだ。

確か前の誕生日が…。

「えっとね、もうすぐ14歳だよ」

「イブキ君の他に子供はいるのか?」

ヒイロさんは当たりを少し見渡すようにして言う。

「ううん、いないよ。ボクが1番年下だからってみんなボクを子供扱いしたがるんだ。ボクだってもうそんな歳じゃないのに」

そう答えると、ヒイロさんは優しく微笑んだように見えた。

イブキがまだ幼い頃から周りには大人しかいなかった。

外に比べれば随分とマシだが、ここは赤ん坊にとって最適の環境とはいえない。

この駅で唯一無事に成長できたのがイブキだった、と聞いている。

「そうか」

ヒイロさんはそれだけ言うと何故か少し悲しそうな顔をした。

なんだか少し気まずさを感じたので話題を変える。

「ねえ、ヒイロさん。インセクトを倒せるって本当?」

一番聞きたかったことだ。あの圧倒的な生物に対抗する手段があるのか。

「ああ、本当だよ。私たちは、ここまでずっと遠くにある街からインセクトを倒しながら来たんだ」

「どうやって戦うの?あいつらって、すごく強いんでしょ?」

イブキが今まで見たり聞いたりした限りでは、人の身一つでどうにかなる相手ではない。

今日見た個体ですら見つかっていたら逃げることは絶対にできなかったと思う。

「確かに、私たち人間の身体能力だけでインセクトを倒すのは不可能だろう。だが、私たちには奴らを倒すための装備がある」

ヒイロさんは左手で外套の裾を払い、腰に携えた武器を外して見せてくれた。

それは、イブキの身長よりは少し短いくらいの長さの黒い刀だった。

「エントモクトーノといって、対インセクトのために作られた武器だ。奴らの装甲を裂き、倒すことができる。それに、、、」

手袋を外し、外套の袖をめくって続ける。腕は黒色の薄い皮膜のようなもので覆われていた。

「この身体強化インナーだ。これのおかげで、インセクトの速さに対応して体を動かせるし、普通の人より多少は丈夫になる」

確かに、武器も防具も見たことのない材質のものだった。

武器は金属でできているわけではないのかあまり光沢はないのだが、不思議とぼんやりとオレンジ色に輝いているように見えた。

防具の方はといえば、逆にツルツルとした質感で、本当に身を守れるのか不思議なくらい薄かった。

それらを興味津々に見ているとヒイロさんが口を開く。

「君は、インセクトを見たことは?」

「うん、何度かあるよ。いつも遠くに見えたらすぐに逃げるようにしてるよ」

それを聞いたヒイロさんは驚いたような顔をする。

「まさか、いつも外に出ているのか?」

「えっと、雨の日とか視界悪い時と、体調がちょっとでもよくないときは出ないよ。それ以外は外で部品拾いしてる」

いずれもここのルールだ。万全の状態でない場合は外には出られない。

少しでも生存確率を上げるために決められたのだと聞かされている。

外に出る時は、最大限のパフォーマンスで最小限の人数で被害を抑えるのだ。

だが、ボクの答えを聞いてもヒイロさんは納得できていないようだった。

「そういうことじゃない。君のような少年が外に出て働いているのか?」

「うん、ボクが頼んだんだ。お母さんたちは最初反対してたけど、ボクはみんなの役に立ちたかったんだ」

駅にいても特に技術のないボクにできる仕事はあまりなかった。

資源の仕分け等駅の中でもできることはあったが、1番若くて動ける自分が探索をするべきだと考えていた。

初めはみんなから猛反対されたが、前の誕生日についに許可がおりて普段から外に出ていた人たちと一緒に外に出た。1人だけで出られるようになったのはつい最近のことだ。

「それは、反対するだろうな。私も反対だ。ここの人たちが決めたことに今更文句を言うつもりはないが、子供が外に出るべきではない」

「うん、みんなが心配してくれてるのもわかってるよ。でも、ボクはボクだけが特別扱いみたいなのは嫌だよ」

ヒイロさんの目を見て続ける。

「ボクだって、ここの一員なんだから」

ヒイロさんは、目を閉じて少しの間考えるようにしたあと「そうか」とだけ小さく呟くように言った。

「ねえ、ボクもこれがあれば、インセクトを倒せるようになる?」

ヒイロさんが未だその手に持つ刀を指差してボクはそう聞いた。

また少し考えるようにして、ヒイロさんが言う。

「インセクトを倒すのは、そう簡単なことじゃないんだ。武器だって使い方を間違えれば、人を傷つけることだってできてしまう。君にこれを渡すことはできない」

叱られてしまった。

ボクは別にこの刀が欲しかったわけじゃない。

少し考えて言い直す。

「どうすれば、ボクもヒイロさんたちみたいに、インセクトを倒せるようになれるかな?ボクも、ヒイロさんたちと一緒に戦いたい」

ヒイロさんは少し驚いた様子だった。

「なぜ、そこまでインセクトを倒したがる?今までも、倒せずとも生きてこられただろう?」

ヒイロさんの言うこともまた確かだ。

ここの人たちはボクを含めインセクトを倒せなくても、今まで逃げ、隠れることで生き延びてきた。

今更あえて危険な方法を選ぶべきではないというのも道理だ。

でも。それでも。

「ボク、ずっとインセクトは、不死身で、どうしようもない嵐みたいなものだと思ってたんだ。襲われて、死んじゃってもしょうがない…みたいな」

いままで知っているだけでも数人、外に出て帰ってこない人がいるが、その人たちに対してできることは何もない。帰らないことを悲しみ、祈ることしかできない。

「でも、そうじゃないなら、インセクトが倒せるのなら、倒していけばきっと、いつかインセクトのいない世界になると思う。だからボクはインセクトを倒したい」

インセクトがいなければいいのに。幾度考えたかわからないそれを実現できる可能性があるのなら、実践しない理由は思いつかなかった。

「私達が奴らを駆逐するのは待てないのか?」

「待てないよ。、、、ううん、違う。待っているだけじゃボクが納得できないんだ。ボクも、一緒に戦いたい」

ボクがはっきりとそういうと、ヒイロさんは左手で顔を覆うようにして数瞬考えたあとに言った。

「君の言いたいことはわかった。私達の街には討伐隊といって、私達のようにインセクトを倒すための組織がある。そこに所属すれば武器を手に入れ、戦うことは出来るだろう。だが、今の君を迎え入れる訳にはいかない」

「どうして?」

「君がまだ未熟だからだ」

そう言い切ったヒイロさんに少しムッとして言い返そうとしたが、それを遮るようにヒイロさんが続けて言う。

「気を悪くしたならすまない。そういうつもりで言ったのではないんだ。ただ、君の体はまだ未成熟なうえ、インセクトとの戦闘に関する知識や基礎的な戦闘訓練だってしていないだろう?」

確かにヒイロさんの言う通りだった。

外での活動をしているので多少体力には自信があるが、体格や筋力は他のみんなにはかなわない。

言い返そうと思っても、反論に足る言葉は思い浮かばなかった。

「私たちの街では、討伐隊への入隊希望者に対してそういう教育や訓練をしたあと、試験を経て正式に入隊となるんだ」

「なら、ボクも、、、」

「ダメだ」

そうする、と言い終えるよりも先にヒイロさんがキッパリと言う。

「君はここの住人で、君には母親もいるのだろう?」

そう言われてしまうと、もう何も言うことはできない。自分一人の我儘だけで、お母さんやこの駅の人たちを心配させたり、迷惑をかけるわけにはいかないだろう。

しばらく沈黙が続いたあと、ヒイロさんが言った。

「2年だ」

ヒイロさんのその言葉の意味をすぐには理解できなかった。

「あと2年間はここで過ごすんだ。その間、私たちが教官として訓練所の代わりをしよう、そしてもし、2年後にも今と変わらず君が入隊を望むなら、その時は、、、」

「変わらないよ」

ヒイロさんの言葉を最後まで待たずにボクは言う。

「ボクの意思は、時間が過ぎたぐらいじゃ変わらないよ」

ヒイロさんの目を見てはっきりと口にする。

「そうか」

そう言うヒイロさんはどこか少し嬉しそうだった。

「もちろん、2年後に実力不足だと私が判断した場合や、入隊試験に合格出来なかった場合には入隊は許可できない」

「わかった」

「よし、ならば、、、」

そう言って、ヒイロさんは自主トレーニング用メニューを考えて教えてくれた。

基本的な筋力トレーニングやランニングなどの基本的な体力作りがメインのようだった。

やりすぎは良くないと言われたので、言われた分だけを毎日しっかりこなすようにしよう。

その後、ヒイロさんとしばらく話して別れてから、他の隊員4人にも話を聞きに行くことにした。

初めに会ったのは筋肉質で重装備の大男のタイガさん。見た目通り声も大きくて豪快なしゃべり方をする人だった。

その近くで住民たちに囲まれていたのは、ヒイロさんより少し小柄で、体より大きな銃をもった女性のサクラさん。インセクトの生態の研究もやっていたりするらしい。

細身で長身のユウセイさんは長槍が得意で、これから戦闘面についていろいろと教えてくれるそうだ。

少し離れたところにいた茶髪で若い男性のコウタさんは、もともと装備品を作る部隊にいたが、討伐隊に志願して今は後方支援と武器防具のメンテナンスをしていると言っていた。

ヒイロさんが率いるこの討伐隊は「スカーレット分隊」というらしい。タイガさんが自慢げに教えてくれた。

討伐隊の入隊を目指して今日から鍛錬を始めることを話すとみんな応援してくれた。

聞いたこともない昔の話しやヒイロさんたちが住む東京という街の話を聞かせてくれ、その内容は新鮮で聞いていて楽しかった。

みんなと話してまわった後、帰るのが遅くなったうえに、帰ったことをお母さんに知らせていないことを思い出す。

急いでお母さんのいる家に向かう。

家といっても、絵本や雑誌で見たことのある立派なものではなく、これまた寄せ集めの素材で作ったもので、椅子2脚と机に布団が二人分敷けるだけの小さい家だ。

入り口のカーテンを開けて入る。

中にいるのは黒髪を後ろで纏めた細身の女性。お母さんだ。

「イブキ!よかった、、、」

ボクを見るや否や、お母さんが声を震わせながら抱きしめてくれる。

心配をかけたことを申し訳なく思いつつお母さんを宥める。

その細い腕は見た目以上に力強く、温かい。

ひとしきり泣かれ、怒られしたあと一緒にご飯を食べる。

今日の夕飯は簡単な野菜のスープに小さめのパンがひとつ。

いずれもこの駅で作られたものだ。

食事を済ませたあと、お母さんにヒイロさん達のいる東京に行きたいことを伝えた。

初めは、思っていた通り反対のようだったが、2年間の猶予期間と試験のことを伝えると渋々了承してもらえたようだった。

その後、ヒイロさんに教えてもらったメニューの筋力トレーニングを軽くやってみることにする。

普段使っていない筋肉を多く使っているようで、思っていたよりもすぐに体力の限界を迎える。

メニューを終えた時にはすでにクタクタになってしまっていて、軽く体の汗を拭き取ってから寝支度をする。

明日の朝にヒイロさんたちは出発するようなのでその見送りをするつもりだ。

疲れもあってかすぐに睡魔がやってくる。

目を閉じて心地よい微睡に身を任せてゆく。

体を覆う毛布の暖かさを感じながら眠りに落ちた。


お読みいただきありがとうございます。

少しでも気に入っていただければ嬉しいです。

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