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1.前夜
目を覚ましたのは病院のベッドだった。
真横にはコートを着た男が座っていた。
「目を覚ましたようだね。」
男はそう言った
「えぇまぁ、、、というかあなた誰ですか?」
「僕は五十嵐 要、刑事だよ。」
「刑事がなぜ僕なんかに、、、」
要はこう言った。
「自分の体を見てみな。」
そう言われて初めて気づいた。
自分の右手がないことに。
そして僕は昨日あったことを思い出した。
「思い出したかい?」
呆然としている僕に彼が聞いた。
「は、母は無事なんですか!?」
遮るように僕は言った。
「僕らが行った時には手遅れだったよ。」
その時僕は絶望した。
「君は復讐したいかい?」
「何に、、、ですか?」
「君の母を殺したやつにさ。」
「はい。」
僕は答えてしまった。
彼は手を上げた。
そして僕の意識は無くなった。
日本語下手ですみません