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another  作者: エメル
1/3

0.異変

「琵琶湖周辺の地下で新種の宝石が見つかったらしい」

そんな噂が流れていたのは5年前のことだ。

どうやらそれは本当だったらしく、1年後には滋賀県に大きな都市が出来上がっていた。

そしてさらに2ヶ月前、僕に人生の大きな転機が訪れる。



その日は雨が降っていた。

高校1年生の僕はいつも通りの道で帰っていた。

ふと悲鳴が聞こえた。

家の方だった。

家の中には血を流した母と植物の芽を腕に生やした不気味な男がいた。

ような気がした。

初投稿でごわす

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