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世界の夢。  作者: スズサイ
7/11

魅力。

彼女は魔法使いだった。



世界の決まりとして、魔法使いは魔法使いと、人間は人間と恋して結婚することが決められている。



そんな世界であれど、僕は魔法使いに恋をした。



そんな彼女の魅力を紹介しよう。





「ね、ね、ね。…ほら見てて。」



彼女は枯れかけた花に手を添えた。



その手から出た優しい光が花を包み、その花はまた綺麗な紫の花を咲かせてみせた。



「さすがだね。」



「私に出来るのはこういうのだけよ。」




まず一つ目。彼女はすごく綺麗に笑う。




……




「はい。出来たよ。」


「うわぁ〜…美味しそう!!」



彼女が目の前の料理を見てはしゃぐ。



「食べていい?食べていい?」


「はい、どうぞ笑」



彼女は大好物のシチューにパンを少し浸して口へと運んだ。



「んん〜!!!……おいっしい!!!」



二つ目。彼女は美味しそうに食べる。




……



「ちょちょ、待ってよ……」


「早くしないと追いつかれますよ。」



僕は彼女の手を引いて走る。



世界法違反として追われる身の僕ら。




「追いつかれても、大丈夫だよ。」



彼女が先を歩く僕の手を力任せに引く。


「うおっと、……どうしたんです?」




「ねえ、少し暴れちゃってもいい?」



彼女は僕に上目遣いで頼む。

これには僕も弱い。



「……少しだけですよ。」



最後三つ目。彼女は強い。




「私たちの愛を引き裂こうなんて、愚かな真似を。」




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