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世界の夢。  作者: スズサイ
5/11

格差。

昔昔。私には好きな人がいた。





容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能……


彼に出会わせてくれたことを神に感謝したのも、神様は不平等だと呪うきっかけを作ったのも彼だ。



彼は、彼と正反対の私にも優しくしてくれた。



容姿も勉強もスポーツもできない私に、親よりも優しくしてくれたのだった。




初めは憧れだった。


しかし恋だとわかるまでそう時間はかからなかった。



そして彼と同じように、全て揃った幼馴染の女の子がいた。



彼女の必死の励ましにより、私は告白することを決意した。




「あのっ、私っ、……君のことが、…すき、です。」




夕日の射す教室で告白した。



生まれて初めて体験した。

あの心臓が飛び出るような緊張を。



夕日の逆光で、はっきりとは見えなかったが

彼は困った顔をしてたと思う。




そして眉尻を下げ、苦笑いしながらこう言った。



「君の幼馴染の方がタイプかな。」




夕日のせいか知らないが、少し頬を赤くして続けざまにこう言った。




「彼女の連絡先、教えてよ。」




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