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◆25-⑧ クライマックスフェイズ カトレーン(突然大声で)「何を終わった気になっている!! まだ敵の本丸は落ちてはいないんだ!!」

 ◎第4ラウンド準備プロセス開始時


挿絵(By みてみん)


 [凡例]

 「カト」………カトレーン(機甲騎:ザイドリッツ)

 「ジーノ」……ジーノ(魔導騎:デクリオン)

 「モー」………モーゼル(襲撃騎:オートクレール)

 「アミー」……アミー(天剣騎:ファルコII)

 「目玉」………ソルジャー級目玉型MIST

 「目玉2」……ソルジャー級目玉型MIST

 「BOSS」…コマンダー級MIST“スローターハウス”

 「羽根」………[飛行状態]





◆第4ラウンド:準備プロセス◆




GM:じゃあ、『準備プロセス』ーーー。


ジーノ:準備、準備ぃー。


GM:…………弾切れです。


アミー:え?


ジーノ:誰?


GM:(黙って“スローターハウス”を指す)


一同:…………?


ジーノ:やった! やったーーー!


カトレーン:やったーーーーーー!


ジーノ:弾切れ、キターーーーー!

    あと、離れていれば、俺、大丈夫かもしれない!

    ……って、何が弾切れしたの? 高エネルギー波?


GM:……目玉。


一同:!!


ジーノ:ああ!

    それはつまり!

    増援部隊を呼べなくなったってこと!?


GM:(黙って頷く)


モーゼル:え? どういうこと?


GM:今まで、ラウンドの最初に出していた、ザコが出せなくなったんです。


モーゼル:あ、そういうことか!


ジーノ:全然、ザコじゃなかったけどな!


カトレーン:よかったぁー……。(安堵)






 “スローターハウス”が毎ラウンドの『準備プロセス』に行う〈増援〉。

 この〈増援〉が延々と行われていたら……と思うと、実に恐ろしい。



 増援部隊の“ソルジャー級”の目玉型MISTは、単体でもかなり強いが、それ以上に敵MISTの親玉である“コマンダー級”MIST“スローターハウス”への突撃路を塞ぐ防波堤としての役割が実にいやらしい。



 それに加えて、次々と出てくる目玉型MISTを見る度に与えられる

 「増援部隊ってどれだけ出てくるの!?」

という心理的プレッシャーが、ベアハッグ小隊のメンバーの心を、確かに蝕んでいたのである。

 そう! 蝕んでいたのだ!




 だからこその不協和音。

 だからこその醜い手柄争い。



 本来のベアハッグ小隊では、そんなことは起こり得ないハズ……!(多分)




 そう言えば、コレットが言っていた―――。



 「“スローターハウス”は、幻操による大騎士への直接攻撃をします」



 この言葉の意味が……、今、わかった。(違)






アミー:(目玉2を指して)ねえ、倒して、誰かー。


モーゼル:自分で何とかしなよー。

     ザコが出なくなったんだし。


アミー:今度は、“コマンダー級”のを出してくるかもしれない……。


ジーノ:ねー、バカじゃないの!?

    何で、そんなGMを刺激するのか意味がわからない。


アミー:だって、「ザコが出せなくなった」って言ってるからー。


GM:うん。


ジーノ:「ザコ」って言うわりには強かったけどな。目玉。


モーゼル:確かに。


カトレーン:あー、そろそろHPがヤバイ……。

      [暴走]も解除しないとー。


モーゼル:そんなにヤバイの? HP。


カトレーン:「あーとーはー、まーかーせーたーーー!!」


ジーノ:何すか、それ?


カトレーン:いや、ホラ、

      「[暴走]を解除するから、みんな頑張ってね?」

      みたいな意味。


ジーノ:すっごい、他人事みたいんだけどー。


カトレーン:そんなことないよー。


アミー:あーーー!

    私、『エンゲージ状態』だから……動けないじゃーーーん……。

    ……今、気付いたー……(嘆)。


ジーノ:知らんがなー。


カトレーン:頑張ってよー。


モーゼル:いいじゃん。まだ相手も強い“ソルジャー級”なんだから。(手柄争い継続中)

     僕だって、本当はさ……。


ジーノ:え? でも1マスは動けるんじゃないの?


GM:まあ、そうだね。

   でも、1マス動いても、敵と隣接しているから『ZOC』に入ってストップ。

   そこで移動終了。

   って感じになるからね。


モーゼル:……僕なんか、ザコにクリティカル出したくらいでさぁ……。(愚痴)


カトレーン:(突然大声で)

      「何を終わった気になっている!!

       まだ、敵の本丸は落ちていないんだ!!」


ジーノ:ホントだよ!

    そのとおり! ってさっき、俺が言ったセリフと似てるけど。


モーゼル:そうだ、そうだ!

     僕は、ボスに突っ込みたいんだよ!


アミー:私だって、ボスを早く倒しに行きたいんだよ!

    動けないけど!


カトレーン:(さらに大声で)

      「全員!

       走れ! 突っ込め! 全速力だ!!」


一同:「了解!」


GM:じゃあ、『支援攻撃プロセス』いくよ。







◆第4ラウンド:支援攻撃プロセス◆




[行動順]

・“スローターハウス” 【反応値】不明





GM:うーん、“スローターハウス”が、撃てるのはカトレーンの機甲騎ザイドリッツとモーゼルの襲撃騎オートクレールの2台かぁー……。

   カトレーンの方は、まだ、[暴走状態]だよね?


カトレーン:うん、まだ[暴走]してるー。

      次の『移動プロセス』で移動しないで解除するー。


GM:さすがに10点も防がれるんじゃなー。

   ……機甲騎ザイドリッツの方は、[暴走]終わってから撃とうっと。


アミー:私も突っ込みたい……(嘆)。


GM:じゃあ、襲撃騎オートクレールに!

   “スローターハウス”からのエネルギー波攻撃!


ジーノ:そして、モーゼルが、ボスのところに行く前にやられちゃう……みたいな(笑)。


GM:だって白兵戦のヤツってさー。

   結構、攻撃力高いじゃん?

   ダメージに【出力値】が乗るし。

   だから、近づいてくる前に仕留めたいよね?


ジーノ:まあ、そうだけどさー。


モーゼル:でもなー。

     “スローターハウス”の攻撃が当たると、追加効果で[行動不能]になっちゃうからさー。

     そうなると、また動けなくなっちゃうんだよ。


GM:そう考えると結構、いやらしい攻撃だよねー。

   “スローターハウス”の攻撃ってさ(嬉)。


ジーノ:知らねーよ。

    いや、まあ、知ってるけど。


カトレーン:良かったねー。


モーゼル:別に良くないし!(怒)


GM:じゃあ、攻撃、いくよ?(ダイスを準備)


ジーノ:ピーンゾロ! ピーンゾロ!(念を送り始める)


GM:……(コロコロ)……3。

   かぁー、腐ってる!


ジーノ:よし!

    まあ、ピンゾロではなかったが、なかなかの腐り目。

    でも、まあ、当たりだよ。きっと。

    “スローターハウス”の攻撃は、もともとの修正値が高そうだからな。

    あ、でも〈アラートネス〉で回避できるんじゃ?

    達成値はいくつ?


GM:えーと、達成値は15。


モーゼル:僕のオートクレールの【機動値】が7だから……。


ジーノ:2D6で、8以上出せばいけるのか。


アミー:頑張れー。


モーゼル:うん、頑張る!

     ……あ、でもエーテリックがあるから、何とかなるかも……。

     最低で3以上出せば、Aがあるから+5できるし。


ジーノ:まあ、取りあえず、ダイスを振って、8以上を目指すんだ。

    エーテリックを使うかどうかは、それからでもいいと思うぞ?


モーゼル:そうだね。じゃあ、振るよー。

     来い来い来い来い!

     ……(コロコロ)……6。

     来なかったー。

     ……ってことは達成値が13しかない……。


ジーノ:うーん、(モーゼルのエーテリックを確認)+2になる絵札がないから……、Aを捨てるしかないねー。


GM:いや、別に2枚使っても大丈夫だよ。


モーゼル:え? そうなの!?

     じゃあ、普通のヤツを2枚捨てて。

     +2して15。

     回避!


GM:では、モーゼルのオートクレールは、“スローターハウス”のエネルギー波攻撃をギリギリのところでかわした!


ジーノ:おおー。

    良かったな、かわせて。


モーゼル:良かったー……!

     また[行動不能]で移動できなくなるところだったよー。

     せっかくザコ倒して移動しようとしてるのにさ。


GM:じゃあ、『支援攻撃プロセス』は終了で。







◆第4ラウンド:移動プロセス◆




[行動順]

・“スローターハウス”     【移動値】不明(行動済)

・ジーノ(デクリオン)    【移動値】4

・カトレーン(ザイドリッツ) 【移動値】4

・アミー(ファルコII)    【移動値】5

・モーゼル(オートクレール) 【移動値】6

・目玉型MIST(2)    【移動値】10






GM:はい、『移動プロセス』!

   【移動値】が低い人からー。


アミー:(小声)動きたいー……。


カトレーン:あ、私とジーノの【移動値】が一緒だけど、私からやっていい?


ジーノ:いいよー。


カトレーン:じゃあ、[暴走]解除します!


GM:了解。

   [暴走]解除。

   ぷしゅーん。


アミー:(小声)あー、動きたいー……。


GM:カトレーン、次からは撃ってやる!


カトレーン:「……後は任せた!

       お前ら、しっかりやれよー!」


モーゼル:何で、そんな威張ってんの?


ジーノ:隊長だからだろ?


カトレーン:え? いや、ほら、[暴走]を解除した安心感から?


アミー:(小声)ねーえー、うーごーきーたーいー……。


モーゼル:次は?


ジーノ:俺。

    ……俺は……(マップ確認)……動く必要がないな。

    〈サンダークラック〉の射程範囲内だし。

    それに近づき過ぎると、いざという時に危ない。

    ここでいいや。


アミー:(やや大声)ねえー。せっかくだから『OERS』使いたい!


一同:……。(笑いを堪えている)


ジーノ:アミー?

    これ、邪魔になるよー。(アミーのエーテリックを示す)

    使わないなら、しまっておいて。


モーゼル:せっかくエーテリック溜めたのに。


アミー:(絞り出すような声)いっぱい溜めたのに……使えない……!


モーゼル:別にボス相手じゃなくったって、使えるじゃん(笑)。


アミー:そうだけど。そうじゃなくて!






 そういうアミーの座るテーブル目の前には、チャージされた数々のエーテリックがいつの間にか、整理され、キレイに並べられていた。



 絵札もあったり、Aもあったり。

 なかなか壮観な状態であった。




 「お金を並べるのも、きっと好きに違いない」



 そうジーノ(こと下げ友)は思ったのだった。





GM:次の【移動値】5。


アミー:私だけど……うーごーけーなーいー!


GM:……のアミーは飛ばして、次、【移動値】6のモーゼル。


モーゼル:やった!(嬉)

     ブースターで飛んで、一直線に全力移動!(「C5」へ移動)


アミー:何で、モーゼルこんなに近くに来るの!?


ジーノ:だって、近づかないと話にならないだろ?

    白兵戦用の襲撃騎なんだから。


アミー:そうだけど……。(不満)

    来ちゃダメッッ!


カトレーン:プッッ!(笑)


ジーノ:ちょっと、アミーさん?

    何、言っちゃってんの?


アミー:だって……!

    私だって『OERS』使いたいから!

    『OERS』をはっきん……!


ジーノ:はっきん?


アミー:違った。

    発揮できないから。『OERS』のチカラをー。


GM:これで、全員終わったね?


アミー:ねー、私の『OERS』……。





 ◎第4ラウンド移動プロセス終了後


挿絵(By みてみん)


 [凡例]

 「カト」………カトレーン(機甲騎:ザイドリッツ)

 「ジーノ」……ジーノ(魔導騎:デクリオン)

 「モー」………モーゼル(襲撃騎:オートクレール)

 「アミー」……アミー(天剣騎:ファルコII)

 「目玉2」……ソルジャー級目玉型MIST

 「BOSS」…コマンダー級MIST“スローターハウス”

 「羽根」………[飛行状態]


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