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◆24-② クライマックスフェイズ アミー「人類は滅亡しました。完!」 



前回のあらすじ。

①ロバート艦長の本性が発覚。

②アミーの被害妄想が炸裂。






 “巨竜艦”バハムートの艦長ロバート・フランシス大竜将から、直々に今回の作戦指示を言い渡されるベアハッグ小隊。




 ロバート・フランシス艦長は言う。


 「この“コマンダー級”MISTは、おそらく、現実世界からの攻撃には無力だろう」




しかし、この一見、楽観的とも取れる発言に対し、ベアハッグ小隊のツッコミ担当ベアハッグ4(フォー)であるアミーが疑問を投げかける。


「ウソだー!

  絶対、違う!

  どうせ……無力なんかじゃなーーーい!」





ジーノ:ところで、そのMISTに名前はついてんの?


GM:名前?


ジーノ:ほら、さっき話に出た“コマンダー級”は“ライトハウス”でしょ?

    何か、別に名前があるのかなって。

    「ロバート艦長、そのMISTの名前は?」


アミー:“リトルベア”で!


ジーノ:えー!?

    “リトルベア”っておかしいだろー。


カトレーン:何、勝手にかわいい名前つけちゃってるのー? (笑)


モーゼル:そうだよー。

     それじゃ、仲間みたいじゃん。


GM:“リトルベア”か。

   かわいいかもしれないね。


ジーノ:いや、そこは、“サーモンアタック”とかだろー。


アミー:じゃあ、“サーモンベア”?

    わかった! “おやすみベア”!


カトレーン:何で、かわいい名前つけて撃破しなきゃならないんだよー。


GM/ロバート:「我々は、この“コマンダー級”MISTに対して、“スローターハウス”と名付けた」


モーゼル:「“スローターハウス”?」


ジーノ:ねえ、GM。


この“スローターハウス”って名前は、どんな意味なの?


GM::“殺人者の家”という意味ですね。


ジーノ:へー。

    あ、じゃあ“ライトハウス”の方は?


GM:“明るい家”。


アミー:ウソだー!

    ……そうなの? ホントに。


GM:“ライトハウス”っていう理由は、

   「光を集めて、極めて強力なレーザーを発射するMIST」

   という意味だからね。


アミー:そっかー。


モーゼル:でも、何で「家」なんだろうね。


GM:どうしてでしょうね。


ジーノ:「つまり……“スローターハウス”を倒さない限りは、バハムートは浮かび上がることができないし……」


GM/ロバート:「(頷く)そして“ライトハウス”を倒さなければ、バハムートは、それが放つ強力なレーザー攻撃の餌食になる」


一同:ひぃぃぃーーー!


アミー:つまり、こっち(“スローターハウス”撃破のシナリオ)を失敗したら、そっち(“ライトハウス”撃破の公式シナリオ)も失敗するってことだね。


GM:そのとおりです。


ジーノ:いや、そこらへんはね。ホラ。


モーゼル:大丈夫なんじゃないの?


GM:いや、そこはやっぱり失敗したら、当然、

   「ダメだーーー!!」

   ってなるんじゃ。


ジーノ:え、じゃあ、俺たちが失敗すると、

    「公式シナリオは失敗しました……!」

    みたいな?


カトレーン:自動的に? (笑)


アミー:公式シナリオは、自動的に失敗になりました。

    人類は滅びました。

    完!


GM:完!


アミー:確かに滅びるよね。


ジーノ:「完!」で許されるのか?

    いいのか、それで?


カトレーン:やっぱ、ダメじゃない?


GM/コレット:(ガクガク)「か、艦長、お言葉ですが……」


GM/ロバート:(重々しく)「許す」


GM:という感じで、コレットがガクガクしながら話し始めます。


ジーノ:この子、異常にガクガクしてんなー。


GM/コレット:「確かに、この“スローターハウス”と名付けられた大型MISTは、攻撃能力自体は低いと思われますが……」


ジーノ:あ、そうなんだ。


GM/コレット:「おそらく、思惟堆積層を使って、大騎士そのものを攻撃する能力を持っていると思われることが一点……」


アミー:え、大騎士そのもの?


カトレーン:何、何、何、何て言ったの?

      もう1回言って。


GM:つまりね、コレットが言っているのは、

   「思惟堆積層を使って、大騎士そのものに、アストラル攻撃をしてくるんじゃねーの?」

   ってコト。


一同:「へー……」


モーゼル:「大騎士を……」


アミー:「アストラル攻撃……」


ジーノ:「! え!?」


カトレーン:「パイロット!?」


ジーノ:「個人を!?」


GM:うん。


アミー:「ど、どういうこと?」


ジーノ:何で? 何で、そんなイヤなこと言ってくんの!?

    「騎体、関係ねーじゃん」

    みたいな?

    えー、みんな死んじゃうー!!


カトレーン:ロボット同士で戦うんじゃないの!?

      そういう話じゃなかったのー!? (笑)

      何で急にそんな話になってんのー?


ジーノ:傷治す人、いないんだけどー!?


アミー:もー、ショックー……。


GM/コレット:(嬉しそうに)「え? これは単なる私の推測なんですけど……」


カトレーン:イヤイヤイヤイヤ……!


モーゼル:何で、嬉しそうなんだよー。


ジーノ:「で、それが一点……と?」


GM:みんな、

   「あぁん!?」

   って感じに、だんだんコレットに冷たくなってきて。


アミー:冷たくならないよー!


ジーノ:「で、もう一点は?」


GM/コレット:「もう一点は、MISTがその特性をわかっている以上、“スローターハウス”を護るMISTに関しては、強力なものが配備されているものと……(嬉しそう)か、考えられるんですけど……」


モーゼル:何で、最後のセリフのところが嬉しそうなんだよー!?


GM:いやあ、つい。


ジーノ:えー。

    じゃあ、強い個体もいるうえに、騎体ではなく、僕たち個人個人も直接攻撃されちゃう的な? 簡単に言うと。


GM/ロバート:「いずれにしても、その“スローターハウス”と名付けた新型MISTに関しては、あまりにも情報が少なすぎる……」


一同:「えーーー………!」


GM/ロバート:「こういったイレギュラーな任務に関しては、ナーガロンドの精鋭であるお前たちを充てるしかない」


ジーノ:死んじゃう、明らかに死んじゃうー。


アミー:怪我して死んじゃうー。


カトレーン:何か、あれだね。きっと。

      「正規軍は、お前たちが失敗したら、それをもとにして……」


ジーノ/正規軍幹部:「正規軍は、一生懸命やったんだ!

           それなのに、ナーガロンドの奴らが……!」


GM/正規軍幹部:「あのクソ野郎ども……!!」


ジーノ/正規軍幹部:「作戦に失敗しやがって……!!」


GM/正規軍幹部:「所詮、傭兵だからな……」


GM:ってどんだけお前らはキライなんだよ?

   D.A.F上層部のこと。


ジーノ:だってー。





 まあ、ベアハッグ小隊の隊長カトレーンさんが、D.A.F上層部を大嫌いだから?

 なんつーの。隊長アゲみたいなもの?




 「ちっくしょう! D.A.F上層部のヤツら……!

  あんなことやこんなことをしていやがるに違いない!」


 「ウム。そうだな。よし、2ポイントだ(メモメモ)」


 「カトレーン隊長、次のボーナス査定の方、よろしくお願いしますよ?」


 「ウム。考えておこう。貴様は本当に面白いな」


 「いやー。それほどでも?(ニヤリ)」




 みたいなことですよね?

 明らかにGMも便乗している感じだし。



 まあ、カトレーン隊長にそれだけの権限があるかどうかはともかく。





カトレーン:っていうか、私たち、先鋒隊すてごまだと思われてるんじゃないの?


モーゼル:え?


GM:「先鋒隊」って?


カトレーン:つまり、まず、とりあえず新型MISTの様子を見てきてー。


GM:ああー。(納得)

   で、あなた方が失敗すると、「第2次攻撃隊」が編成されたり。


カトレーン:そうそう。

      「こことここが悪かったからー」

      とか?


ジーノ:ああ、

    「先鋒隊には、回復役がいなかったからな。

     今度の部隊には、幻操士を二人はつけろよ?」

    みたいな。


カトレーン:「相手はこういう攻撃をしてきたから、今度はこういうメンバーで行け」

      っていう、そういう役目なんじゃないの? 私たち。


GM:ああー。


ジーノ:相手の特性がわかってるんだったら、そういうのに有利な編成を推測して行けよー。

    絶対に、最初からそうした方がいいってー。


アミー:ヒドイよー。


GM:ロバート艦長は、「そして……」と言って、大型スクリーンに映ったマップを「ピッ」と示して、


GM/ロバート:「“スローターハウス”が隠れ潜んでいるのは……、この放棄された旧市街地。

         ここは……、遮蔽物が非常に多い」


モーゼル:えー。

     遮蔽物が多いの?

     移動が大変そうだねー。


GM:うん。

   あ、マップ出してもらえるかな?


ジーノ:りょーかーい。


GM:えーとねー(シナリオ確認中)。

   用意するマップは……「都市No.1−2」だね。


カトレーン:あ、さっきと違うマップなんだね。


GM:そうですね。

   色々なマップが付いていますからねー。


アミー:ホントだー(ルールブック巻末のマップを確認)。


ジーノ:む。

    ここはちょっと切りづらいところだ……。





 というわけで、いよいよ最終戦闘に望まんとするベアハッグ小隊。



 GMの指示に従って、必要なマップをルールブック巻末から切り離す。

 やはり、あまり切り離したくないが、こればっかりは仕方がない。

 と思ったら、マップが付いている場所が、ちょうど巻末マップの真ん中あたりで、意外と切り離しづらかった。

 破けるとショックだし。そこは慎重に。

 まあ、最初から全部切り離しておけば問題はないのだが、なるべく現状のままにしておきたい。

 そんな思いを抱きながら、マップを切り離していくのだった。




 しかし、こうしてマップを準備し出すと、いよいよ最終決戦になるのだ、という実感が湧いてくるものである。





ジーノ:(マップを切り離しながら)でも、あれだねー。

    肉体に直接攻撃されるのはさ。

    ヤバイね。確実に。(←【身体】+2。低い)

    嫌がらせ、ここに極まれり的なMISTの攻撃。


カトレーン:わかるー。(【身体】+4。高い)


モーゼル:確かに、厳しいね。(【身体】+4。高いよ)


アミー:怪我して死んじゃう。怪我して死んじゃう……。(←【身体】+4。高いっつーの)





 “巫女”コレットから頂いたありがたい助言(お告げ)により、ますます士気盛んな隊員たち。

 ジーノだけが【身体】が低いことなど、気にする必要などない。

 なぜなら、個人攻撃には慣れているからだ。





 ベアハッグ小隊が殲滅すべき目標である“コマンダー級”の新型MIST“スローターハウス”。

 “スローターハウス”を倒さない限り、バハムートが飛び立つことはない。




 「大騎士を直接攻撃する能力」?

 「“スローターハウス”を護る強力なMIST」?



 

 フッ……!

 ベアハッグ小隊には、そんなものは関係ない!



 なぜなら、我々の任務失敗は、「公式シナリオ」の失敗なのだから!

 よって、絶対に失敗できない。

 そう、絶対に失敗できないのだ。





 ……って、そこんとこ、わかってるよね、GM?





 ちょッッ!

 何、聞こえない振りして、トイレ行こうとしてんだよ!?



 ヤバイよ。

 俺まで緊張してきた……。トイレ行きたい。



 みんなも戦闘前には、トイレだけは行っておけよ!?(サムズアップ!!)




 というわけで、いよいよ次回からは、最終決戦の戦闘ラウンドに突入!

 さっさとマップとコマを用意していくぜぇぇぇぇ!!





 アームズファイト…………レディーーー・ゴォォォーーーーーーー!!


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