◆20 ミドルフェイズ モーゼル「地上車両1台分の女の子ってどのくらい?」
【シーンプレイヤー:モーゼル・ルーカス】
GM:では、次のシーン入りますよ。このシーンのシーンプレイヤーはいません。
アミー:え?
シーンプレイヤーがいないの?
GM:はい。
登場NPCを言いますので、出たい人は、登場してシーンプレイヤーになって下さい。
登場NPCは、懐かしの「ウィリアム・アシュビー」君。
アミー:ってことは、モーゼルのところに遊びに来たのか。
GM:いえ、さっきの戦いで出撃した後、一晩の休暇をもらって酒場で飲んだくれているところです。
アミー:ウィリアム・アシュビー君が?
GM:そう。
15歳でありながら、深酒をして。
アミー:あー、いけないんだー。
モーゼル:ダメ、絶対!
お酒は二十歳になってから! (力説)
カトレーン:でも、この世界だと、成人っていくつからなの?
GM:兵士になると義務を果たしているということになりますので、お酒飲んでもいいんだよ。
だから、あなた方も兵士になった時点で、お酒を飲んでも問題ありませんよ。
アミー:そうなんだー。
じゃあ、私も5歳だけど、飲んでいいんだー(感心)
GM:ま、まあ。そうだね。
というわけで、このシーンにはウィリアム・アシュビーが登場しているけど……、誰か登場する人。
モーゼル:ハイッ! (勢い良く挙手)
ここは登場しなければ!
アミー:ここはちょっと様子を見て……。
登場できそうなら……。
ジーノ:ここは積極的に登場しなければ。
カトレーン:えっと、ウィリアム・アシュビーって、確か、前に出てきた時って……「チビ助」って呼ばれてたよね。
GM:そう。
そのチビ助のいるテーブルの上には、「酒をチャンポンで飲むな」という言葉を知らないかのように、ビール、ウィスキー、日本酒、ワイン、その他もろもろの酒が適当に置かれています。
アミー:「チャンポンで飲むな」って?
GM:「酒を混ぜて飲むな」ってことです。
アミー:お酒って、混ぜて飲んじゃいけないの? (手元のコップの中身をグルグル回して混ぜる仕草)
GM:(笑)いえいえ、そうではなくて。
色々な種類のお酒を一度に飲むと悪酔いする、っていう意味です。
アミー:そっかー。
GM:しかも相手がいるわけでもないのに、どっかりと座って一人でゆっくりと飲んでいます。
でも、完全に頭がこんなふうに(頭をグルグルと回す仕草)なっていますけど。
モーゼル:まだ飲んでるの?
GM:ええ。
酒場の主人とかに、
GM/酒場の主人:「兵隊の坊や、飲み過ぎだよー……」
GM:とか言われてますけど。
モーゼル:そっかー。
GM/ウィリアム:「ふざけるなぁ!僕は士官だ。アシュビー家の男が、酒の一杯や、二杯も飲めずにぃ……! ああぁ……」
GM:と言って、フラフラしています。
アミー:(笑)ホントに飲んでるだけじゃん。
カトレーン:何か、怖かったんじゃないの?
だって15歳でしょ。
まだ、アームズに乗り始めたばっかりだったんじゃないの?
GM:そのとおりです。
アミー:じゃあ、一番始めの出撃の時に、カタパルトで撃ち出された時に、漏らしちゃったの? おしっこ。
GM:そうですね。っていうか、わざわざ具体的に言うのやめませんか?
アミー:えへへー(照)。
GM:という感じで、ウィリアムの顔色は良くありません。
モーゼル:じゃあ、ウィリアムのところに行こう。
GM:では登場すると。
OKです。
モーゼル:酒場に登場して、(サッとエーテリックをプロットする)ウィリアムに、
「どうした? 出撃が怖かったのかぁ?」
って聞く。
一同:えー!?
カトレーン:直球すぎる……! (笑)
GM:そうすると、ウィリアムの方は、その声が聞こえないかのように、しばらく、ぼんやりと外の方を向いている。で、ぼんやりとしたまま、君の顔を一瞬見て、
「……モーゼル兄ちゃん」と言うけど、2〜3秒経ってから、
GM/ウィリアム:「裏切り者の息子か!」
モーゼル:一瞬だけ、昔に戻った感じかな?
GM:そうだね。
モーゼル:……。
GM/ウィリアム:「ナニかぁ?
竜士様に酒でもたかりにきたのかぁ!?」
モーゼル:「……別にそういうわけじゃないけど。
ムリにいっぱい飲んでるから……」
GM/ウィリアム:「む、ムリに?」
GM:と言って、グラスを持とうとします。
でも、手が震えて、グラスを落としてしまい「ガシャーン」とか音がして割れますが。
カトレーン:ねえ、エーテリックをプロットさせてもらった方がいいんじゃないの?
ジーノ:いや、すでにしているようだ。
シーンに登場した瞬間に。
GM:あ、ホントだ。はやっ。
アミー:(溜息)……ちょっと、これはさぁ、出づらいシーンだよね……。
GM:そう?
アミー:ジーノのシーンなら出てもいいけど、このシーンじゃ出られない。
ジーノ:何だよ、その差別は?
でも、ホラ、出ないとプロット出来ないから。
アミー:わかってるし。
モーゼル:じゃあ、ウィリアムに、
「もうそろそろやめた方がいいんじゃないか?
手が震えてるぞ?」
カトレーン:「手が震えてる」って……。
まさに火に油を……(笑)。
GM/酒場の主人:「そうですよー。竜士様、そろそろそのぐらいにしておいた方が……」
アミー:ちょっ……!
GM/ウィリアム:「……ふ、ふざけるなぁぁぁぁぁぁ!!」
カトレーン:アハハハハハハ! (爆笑)
ジーノ:何で、そんなこと言ってんだよー。
ほらー、また戻っちゃったよ。
GM/ウィリアム:「もう一杯、持って来い!」
カトレーン:もうさぁ、酔ってるから、難しいこと言えなくなってるんだよ。きっと。
アミー:なるほどー。
GM/酒場の主人:「ああ、はい……。でも、体に毒ですよ?」
GM:とか言いながら、酒場の主人は新しく酒を持ってきますが。
アミー:えー? まだ持って来ちゃんうんだ……。
ジーノ:しかし、考えてみたら、この酒場的には儲けるチャンス。
高い酒ばかりドンドン出して。
「えーと、これだけになります」的な?
モーゼル:ひどっ!
GM:違うでしょ?
ほら、軍人に逆らうと怖いし。
カトレーン:うん。
GM:で、さらにウィリアムは酒を飲んで、(頭を回しながら)グルグルグルグル……。
アミー:ねえ、お酒って飲み過ぎると死んじゃうんじゃないの?
GM:そうですね。
飲み過ぎると危険ですよねー(しみじみ←経験アリ)。
でも、急性アルコール中毒でライバルが死ぬシーンとか、いかがなものかと。
カトレーン:まあ、現実ならあると思うけど、物語でわざわざそんなシーンは作らないと思うなー。
まあ、確かに、『グリップダイスのウワバミ』の異名を持つ、GMこと劇辛党は、過去に酒でいくつかやらかしたことがあるらしい。
言ってみれば『酒を飲んだら浮かれてダイブ』な感じである。
その逸話の一つを、ここで披露しよう。
ある夜、アホみたいに飲んだ帰り道。
浮かれて歩いていると、道を踏み外し、そのままダイブ。
そして、直下にある自宅の屋根に墜落(推定2m)。
人型の跡がついたかどうかは知らないが、背中を強打。
結果、いくつかの肋骨にヒビが。
結構な大怪我である。
でも、お金がもったいなかったから、病院には行かなかった。
治るまで、結構時間がかかったらしい。
GMこと劇辛党は、その時を振り返って言う。
「あんなところで、道が曲がっているのがおかしいんだよ!」
このコメントを残した時は、シラフである。
シラフなのに、このイカレたコメント。
まさに『ザ・自分勝手』。
なお、ジーノこと下げ友も、携帯を見ながら歩いていて、道を踏み外して側溝に落ちたことならある。
もちろんシラフ。
そんな俺から、伝えることがあるとすれば、
「人は、真っ直ぐな道でも踏み外すことがある」
ということである。
道を歩く時の教訓にしてもらえれば幸いである。
GM:そうしていると、酒場の方にウィリアムの部下が入ってきます。
モーゼル:部下ってどんな感じの?
若いの?
GM:いや、ベテランのアームズ乗りですよ。
明らかにウィリアムよりも年上の。
階級は準竜士ですが。
カトレーン:そうなんだ。
GM/部下A:「ああ……。アシュビー竜士、いくら何でも飲み過ぎだ。
よっこらしょ(ウィリアムの肩を抱えるジェスチャー)」
GM/ウィリアム:「何だとぉぉ?
離せ、お前たち……!
……おえっ、べろべろべろべろばー(吐く仕草)」
アミー:何、その「べろべろべろべろばー」って?
GM:ウィリアムが吐いた音です。
アミー:ヘンなの。
モーゼル:「おい、大丈夫か?」
カトレーン/ウィリアム:「ふざけるなぁ! 大丈夫だぁ!」
ジーノ:いや、それじゃ、ループだから(笑)。
GM:確かに。
でも、ウィリアムの方は、もう答える元気もないのか、「うぅぅぅぅぅ」と呻いているだけです。
そのまま、部下に担ぎ上げられるようにして酒場から連れ出されます。
去り際に、ウィリアムの部下たちが、
GM/部下A:「(溜息)これが……エクスタリアの名門出身の竜士様なのか?」
GM/部下B:「まあ、そう言うな。初陣ってのは、大体こんなもんだ。
それに、今日、あんだけイヤなもん、見ちまったらなぁ……」
GM/部下A:「確かに。もうちょっと早く着ければなぁ。
地上車両1台分の女の子が……吹き飛ばされるところを見ちまったんじゃ、しょうがねぇよ……」
アミー:地上車両1台分!?
モーゼル:地上車両1台分の女の子ってどのくらい?
GM:えーと、大体10人くらいかな?
アミー:10人も……。
モーゼル:一度に吹き飛ばされたの?
GM:そんな口ぶりだね。
一同:…………。
モーゼル:「どうしてまた、……そんなことが?」
GM:では、ウィリアムの部下は、あなたを一瞥して、
GM/部下A:「ふん、ナーガロンドか……」
GM:……。
うーん、これは、聞き出すのは難しいよなぁ。
……では、【絆】判定を。難易度は10。
モーゼル:【絆】は修正が+3。つまり2D6で7以上か。
結構、難しいなぁ……。
カトレーン:頑張れー!
モーゼル:よし、いくよ! (コロコロ)……7。
モーゼルの達成値10。成功。
モーゼル:やったぁ! 何とか成功だ! (グッと拳を握る)
一同:おおー(パチパチ)。
GM:そうすると、ウィリアムの部下は、
GM/部下A:「そこら中でスクランブルがかかっているが……」
アミー:ねえ、「スクランブル」って何?
GM:緊急出動ってことだね。
GM/部下A:「エライさんたちは、この飛べない船に、一体、何を集めたがっているんだろうな……?」
モーゼル:……。
GM/部下A:「……もっとも、そんな話は、ナーガロンドには関係のない話か」
GM:ウィリアムの部下たちは、そう言うと、そのまま去っていきます。
モーゼル:そっか。
GM:ベテランの準竜士たちに、まるで宇宙人のようにズルズルと連行されていくウィリアム。
「うぇぇぇぇ」と吐きながら、その口元から、
GM/ウィリアム:「何か……、何か……、僕にもできることがあったはずなのに……! うぇぇぇぇ」
GM:と哀れな声が聞こえます。
アミー:みんな、死んじゃったからね……。
かわいそうなウィリアム君。
カトレーン:かわいそう……(うるうる)。
モーゼル:そうだね……。
じゃあ、憐れむ目でウィリアムを見るよ。
GM:了解。
ではシーンを切るよー。
アミー:プロットしたエーテリックを流してー。
ジーノ:! おい、モーゼル!
モーゼル:あ!
ねえ、GM、チャージしてもいい?
えーと……「競争心」で大丈夫?
GM:ライバルの哀れな姿を憐れんで見た。
いいじゃないですか。OKですよ。
チャージして下さい。
モーゼル:いいの!?
GM:うん。
ロールプレイをする時に、「そのままの行動を取らなくてもいい」ということなんだ。
モーゼル:どういうこと?
GM:例えば、「勇敢」な性格のキャラが、
「クッ……、まだだ……! 今は待つしかないッッ……!」
という具合にやるのも、勇敢なロールプレイ。
アミー:わかった!
これからは積極的に使っていこうと思う!
ジーノ:いや、それはちょっと……。
趣旨と違うんじゃないかなー。
GM:まあ、ある意味、禁じ手みたいなものだからね。
アミー:そっか!
じゃあ、シナリオに1回くらいずつ使っていこう!
GM:まあ、それくらいなら……。
カトレーン:何か、アミーってたくましいよね……(感心)。
GM:というわけで次のシーン行くよー。
一同:はーい。
ジーノ:何でもいいから出ないと……エーテリックのチャージが……。
アミー:うん! 何とかして出ないと……。
っていうか、すごく出づらいんだけどー。
カトレーン:うん、そうだね。
次は出たいなー(チラ)。
GM:いや別に、出たい時にはドンドン出ればいいんですよ?
アミー:次のシーン、頑張って出なきゃ……!




