◆14 ミドルフェイズ 緊急指令!「プゥーオン! プゥーオン!」
【シーンプレイヤー:全員】
GM:では、全員登場してもらう「緊急ブリーフィング」のシーンです。
アミー:ねえねえー、「ブリーフィング」って何?
GM:「指令」という意味ですね。
この場合、「緊急作戦会議」とか、そんな感じ。
アミー:了解!
GM:ここは、全員登場確定なので、最初にエーテリックをプロットして置いていいですよ。
一同:はーい。(各自エーテリックをプロット)
GM:あなた方が自室にいると、発信器を始め、周りにあるサイレンが一斉に吹鳴を始めます。
アミー/サイレン:「プゥーオン、プゥーオン、プゥーオン!」
モーゼル:それ、サイレン?
アミー:そうだよー。
ジーノ:サイレンかー。え、まさか?
カトレーン:いきなり!?
GM/アナウンス:「ナーガロンド隊員は直ちにブリーフィングルームに出頭せよ。繰り返す。ナーガロンド隊員は直ちにブリーフィングルームに出頭せよ」
GM:なお、このアナウンスの声は、あなた方の直接の上司にあたる……
アミー:ジューリア・ブライツヘッド!
GM:……は団長です。
「グエン・バン・バック」の声だね。
もちろん男。
アミー:上司は団長のジューリアさんじゃないんだね。
GM:そうですね。直属の上司はこのグエンになります。
アミー:ジューリアさんが上司だと思ったんだけどね。
ジーノ:まあ、やっぱ、アレじゃん?
利用されてるからとか?
アミー:ジューリアさんは、そんな人じゃないから!
ジーノ:ところで、ブリーフィングルームの場所、わかるんだよね?
GM:もちろんわかります。
何で、そんなことを気にするの?
一同:気にするよ!
以前、かの名作TRPG『パラノイア』をプレイした際のこと。
最初に指令を受けるべく、ブリーフィングルームへ向かうという段階で、次々とPCたちが命を落としたことから、全員が「ブリーフィングルーム」という単語に過剰反応を示すようになったのである。
ブリーフィングルーム恐怖症、とでも言うべきか。
GM:いや、今回はちゃんと場所はわかりますよ。
ジーノ:よし、じゃあ、すぐに行く。
走って行く。一番乗りだ!
アミー:ちょっと、なに勝手なことをしてんの!
私の方がもっと早く走っていく。
私が一番乗り!
モーゼル:あ、じゃあ、僕ももう走っているよ!
カトレーン:私の方が早くから走ってるし!
アミー:私、もう着いてるー!
ジーノ:おい、俺が一番早く言い出したんだ。
だから、俺が一番早くに着いたんだよ!
GM:じゃあ、ダイス振って決めろよ。
一同:えー!?
アミー:私が一番先に走り出したのに!
ジーノ:俺だっちゅーの。
カトレーン:ねえねえ、そう言えば、私たちってどんな格好してるの?
GM:DAFだと制服がありますが、ナーガロンドでは、普段、バトルジャケットを着ていますね。
アームズに乗る時は、ナイトスーツです。
あと、それぞれ、任意の武器や魔導杖のスピリットウィル、それに加えてハンドガンとか。
モーゼル:任意の武器って何を選べばいいの?
GM:そうですね。
まあ、自分が乗るアームズが装備している武器と同系統の武器を使うのが普通ですかね。
モーゼル:じゃあ僕は、サーベルだね。
アミー:私は、ライトブレイドー。
GM:スターウォーズに出てくるジェダイの騎士が使ってるようなヤツですね。
カトレーン:私はねー、ブラスターライフル。
GM:バカでかいライフルですねー。
ジーノ:俺は……スピリットウィル。まんまだな。
GM:ちなみにジーノが使う魔導攻撃用の騎甲技は何だっけ?
ジーノ:え? 〈サンダークラック〉だけど。
GM:えーと、その場合は、対人戦闘だと〈サンダーボルト〉になるね。
ジーノ:へえー。(メモメモ)
GM:あ、でも、ここら辺は気にしなくてもいいよ。
装備品とかもあるけど、武器以外はみんな同じ物を持っているし、基本的にはアームズに乗るのが メインだから、とりあえずキャラクターシートにも書かなくていいよ。
書いてると話が進まないし。
自分の武器とか魔導攻撃方法だけ覚えておいてくれれば。
一同:はーい。
カトレーン:そう言えば、傭兵団ナーガロンドって何人くらいいるの?
GM:現在バハムートにいるのは、数十人単位ですかね。
アミー:結構いるんだね。
GM:ナーガロンド自体に所属する傭兵はもっといますよ。
モーゼル:そうなんだ。
GM:というわけで、全員、【身体】の判定をしてもらいましょうか。
難易度は8。
一同:えー。
GM:走らない人は判定しなくてもいいですけど。
一同:するー。
アミー:【身体】の能力修正値は+4だよー。
つまり2D6で4を出せばいいんだね?
モーゼル:僕もー。
カトレーン:私もー。
ジーノ:む。俺だけ+2しかない。
GM、俺が一番最初に走り出したから、達成値にボーナスがもらえたりしない?
GM:しません。
はい、走る人はダイス振るー。
一同:はーい。(コロコロ)
カトレーン……達成値11。成功。
アミー……達成値9。成功。
モーゼル……達成値8。成功。
ジーノ……達成値7。失敗。
カトレーン:やったー! 1ばーん!
アミー:2ばーん!
モーゼル:3番。ま、間に合ったからいっか。
ジーノ:おかしいよ! 俺が一番先に走り出したのに!
GM:はい、判定に失敗したのはジーノだけだね。
では、ジーノ以外はみんな間に合います。
ジーノはブリーフィングルームに遅れて入ることになります。
ジーノ:「ガラガラーッ」と扉を開ける。
アミー:何か、学校で遅刻した人みたいだね。
GM:ま、普通に遅刻したわけですが。
ジーノが扉を開けてブリーフィングルームの中に入ると、グエン・バン・バックが待っています。
もちろん、ほかの団員もいます。
あ、お互いの顔や名前は一応知っている程度のつき合いですからね。
一同:はーい。
ジーノ:グエンってどんな感じの人?
GM:30歳くらいで、褐色の肌をしたアジア系の男です。
いつもサングラスをかけていますから、表情が読めません。
ジーノ:えーと、この人のことは何て呼ぶのがいいの?
上司なんだよね。
GM:「グエン」で構いません。
ここは正規軍のDAFじゃありませんから、階級はありませんし。
カトレーン:え、階級がないの?
GM:はい。みなさんもDAFにいる時には、準竜士「待遇」となっているだけですから。
ジーノ:ちなみに、グエンの待遇は?
GM:「十竜士待遇」ですね。課長くらいですか。
アミー:偉いんだね。
GM:まあ、そういう階級社会じゃありませんけどね。
ジーノ:じゃあ、息を切らせて、
「遅れてスミマセン!
3kmほど離れたところにいたものですから!」
カトレーン:3km?
ジーノ:ほら、バハムートは3000m級だから。
GM/グエン:「ほう? 全員、自室にいたはずだが」
ジーノ:え? あれ?
俺たちって、全員自室にいたはずなの?
さっきのシーンの続きじゃあないの?
GM:違いますよね。「君たちが自室にいると」って言ったよ?。
ジーノ:えー。そうなの? しまったー。
じゃあ、今のなしってことで。
「遅れてスミマセン!」
スゴイ怒ってる感じ?
GM:グエンの表情はサングラスで隠れていてわかりません。
カトレーン:こわー。
GM/グエン:「まあいい。
ナーガロンド傭兵団では、任務を無事に果たしさえすれば、正規軍のようなことは言わない」
ジーノ:「ホッ」とする。
GM/グエン:「さあ、お前たち。仕事の時間だ」
ジーノ:「仕事ですか?」
GM/グエン:「DAFからナーガロンドに出撃要請があった。
目的は、『バハムート発進に必要な資材の回収』だ」
ジーノ:「資材の回収?」
GM/グエン:「現在、バハムートに向けて、各国からの輸送部隊が地上車両を出している。これに必要な資材が積まれている。
輸送部隊も多少の防衛手段は持っているが、バハムートに近づくにつれ、MISTに捕捉され、このままでは辿り着かないだろう」
ジーノ:「輸送部隊を守る、ということですか?」
GM/グエン:「任務は『必要な資材の回収』だ。そのためには輸送部隊を守る必要があるかもしれないが」
ジーノ:「資材っていうのはどんな物なんですか?」
GM/グエン:「知らん。
DAFも具体的にどんな資材なのかは伝えて来ていない」
一同:……。
GM/グエン:「ところで、お前たちの中で隊長を決めろ」
ジーノ:みんな階級が同じだけど。誰でもいいの?
GM:誰でも構いません。
カトレーン:「ハイッッ!! このカトレーン・バウアーが隊長を務めますッッ!」
一同:おおー! (パチパチ)
GM/グエン:「そうか。わかった」
カトレーン:「では、その場所まで、どのように行けばいいのでしょうか?」
GM/グエン:「性能は不安だが、目標までは上部甲板に設置した仮設カタパルトを使う」
カトレーン:「了解。
では、任務を終えたらどうやって資材を回収するのでしょうか?
我々だけでも運べる程度なのでしょうか?」
GM/グエン:「心配するな。その時になったら、俺がエアキャリアで迎えに行ってやる」
ジーノ:「ところで、輸送部隊の特徴などは?」
GM:はい、説明すると「トラックの輸送部隊」です。
現在、A.R.K.バゼルドレイク付近に停泊中です。
カトレーン:「各国からの輸送物資は、併せて地上車両1部隊で運べる程度、ということですか?」
GM/グエン:「いや。現在、バハムートでは、資材が不足しているため、各国から輸送部隊が分散してこちらに向かっているのだ」
ジーノ:え? 何か、その作戦ってどうなの?
カトレーン:どれかが着けばいい的な感じ?
ジーノ:GM、その作戦について〈知識(軍事学)〉で判断できる?
GM:いいでしょう。
判定をどうぞ。達成値11で。
ジーノ:結構難しいんだね……。でも修正が+5あるから。(コロコロ)
お、出目だけで11。
達成値16。成功。
GM:では、ジーノにははっきりとわかります。
この作戦では、無駄に散開した輸送部隊がMISTに各個撃破されて、
バハムートまでたどり着くのがどれだけあるのか……って感じですね。
ま、普通に行けば全滅ですかね。
アミー:ひどいね。
モーゼル:うん。
ジーノ:「そんなやり方では、バハムートにたどり着ける部隊はないということですね」
GM/グエン:「各国の輸送計画に対して、我々ナーガロンドが言うことはない」
カトレーン:「クッッ!! DAFの上層部は、一体、何を考えているんだ!?
下の連中のことなんて、何とも思っていないんだ!」
と大声で独り言を言います。
ジーノ:「仮設カタパルトの方は、さっき見てきましたが、レイナ・フォーサイス整備長がしっかりやっていましたからね。射出精度の誤差もありませんよ」
アミー:資材の回収って、その資材がないとバハムートが飛べないってことだよね。
GM:そうですね。そういう話です。
アミー:バハムートは飛べた方がいいんだよね?
GM:もちろん。バハムートは現在、地上要塞と化していますが、飛ぶことが出来れば移動要塞として、MISTが侵攻する場所へ行き、撃退することが可能になりますからね。
特に“巨竜艦”バハムートの主砲サンダー・ヘブン・ハンマーがあればMISTを広範囲で撃滅できますし。
ジーノ:ん? いや、《サンダー・ヘブン・ハンマー》の説明に「射程:無限」ってあるから、別にこのままでも発射には問題ないんじゃない?
アミー:ホントだ。
GM:ルール的にはね。
でも、星の裏側まで《サンダー・ヘブン・ハンマー》が届くとか、おかしいでしょ?
アミー:そうだね。
ジーノ:え!?
じゃあ、もしかして飛ばないと『OERS』の《サンダー・ヘブン・ハンマー》を撃ってもらえないの?
GM:ま、場合によっては。
ジーノ:ナニィィィー!!
GM:まあ、どちらにしてもバハムートが飛び立って、移動要塞になった方がMISTに対しては有効であることは間違いありません。
アミー:じゃあ……。
「バハムートは飛んだ方がMISTの撃滅数が増える。
早く資材を回収しに行きましょう!
多くの仲間たちが死ぬ前に、MISTを早く倒さないと!」
ゆうかーん!
一同:勇敢!?
GM:勇敢ですね。
ジーノ:「勇敢」ってセリフ?
アミー:「勇敢」はセリフじゃないよ。「勇敢」のアピール。
言わないと気づいてもらえないから。
GM:いや、気がつきましたよ(笑)。
まあ、でも、アピールは大切ですね。
ジーノ:そんけーい! (レイナさんに)
カトレーン:はんかーん! (DAF上層部に)
ジーノ:アピールした方がいいってことだよね?
GM:まあ、そうですね。
カトレーン:でもバカの集団みたいなんだけど。
一同:(笑)
GM:そうすると、グエンは無表情のまま、「そう、その意気だ」と無責任なことを言いますが。
アミー:何でだよ!
モーゼル:そのセリフ、おかしいよ!
GM:まあ、ほら、「隊員の士気が上がってるなら、まあいいかなー」みたいな気持ちですよ。
カトレーン:無表情だけど。
GM:そう。無表情だけど。
GM/グエン:「ところで、ブリーフィングはこれで終わりにするが。
お前たちのスコードロンのコールサインが決まっていない。
コールサインを決めておけ」
ジーノ:スコードロン?
GM:空軍用語で、飛行隊のことですね。これからはあなた方4機で独立した戦闘単位を編成します。
コールサインは、無線呼称などで使うヤツです。
まあ、小隊の名前ですよ。
カトレーン:ちょっと待って。
えーと、私たちがやることって……。
GM:要は、「指定されたキャラバンのところまで、カタパルトで飛んでいって、そこにいるであろうMISTからキャラバンを守れ」ってことです。
カトレーン:わかったー。
ジーノ:ところで、そのミッションにカタパルトで飛んでいくと、戦闘シーンになるんだよね。
GM:そうですね。
ジーノ:もしかして、いきなりクライマックスに突入するの?
GM:イヤイヤ。ほら、みなさん、戦闘に慣れていないでしょうから、ね。
チュートリアルの戦闘ですよ。チ・ュ・ー・ト・リ・ア・ル。
ジーノ:チュートリアルって……。
カトレーン:敵が無限に増殖したりしない?
アミー:そう。ネズミとか。
モーゼル:ああー。
以前行った名作TRPG『ダークブレイズ』において、GM推奨のチュートリアル戦闘ということで、ネズミと戦った結果、ネズミが無限増殖して、危うく全滅しかけるという恐るべき事態に陥ったことを回想している。
ネズミとゴキブリはホントにヤバイよ!
GM:ま、それはそれとして、小隊名を決めてー。
ジーノ:小隊名かー。
カトレーン:どんな名前が普通なの?
GM:ナーガロンドの場合、多くは動物の攻撃手段や体の部位とか。
まあ、星でもいいし。何でもいいんじゃないですか。
好きに決めて下さい。
アミー:どんなのがあるの?
GM:動物の部位とかだと……。
「スカル(頭蓋骨)」、「ファング(牙)」、「タスク(大型の牙)」、「クロウ(爪)」
……ですかね。
一同:うーん……。
名前決め。
それは、グリップダイスの面々にとって、まさに鬼門。
あーでもない、こーでもないと議論? を交わすことに。
ざっと50個くらいの名前が浮かんでは消えていった。
以降、それぞれから出された小隊名候補の一部。
モーゼル……「ホエールウォッチング小隊」
「キャットフード小隊」
カトレーン……「ザイドリッツアーミー小隊」
アミー……「夏みかん小隊」「キャットパンチ小隊」
ジーノ……「ノーザンセブンスターハンドレッドアタック小隊」
「サンダークロウズ小隊」
今、リプレイに起こして、改めて見直してみると……。
何というか……。
自分の騎体名をわざわざ入れて自己主張をしたり……。
地元の盆踊りのチーム名みたいな……。
特に「夏みかん小隊」って何だソレ?
「『夏みかん2(ツー)』から『夏みかんリーダー』!」
「こちら『夏みかんリーダー』!」
「敵MIST発見。『夏みかん2(ツー)』交戦に入る!」
「『夏みかんリーダー』了解!
各機、至急『夏みかん2(ツー)の応援に向かえ!』
とか?
バカにしているとしか。
でも、実際に口に出してみたら、案外、言いやすいという事実に気づいてしまった。
しかし、さすがにこれはないわー。
ジーノ:これって、もしかして、ずっとグエンの前で、あーだこーだ話し合っていたのか?
GM:その間、ずっと上官のグエンを待たせて……。
アミー:ずっと待っていてくれるんだね。
グエンさん、いい人だね!
GM:違うでしょ!?
何でもいいから早く決めてよ!(笑)
ジーノ:じゃあ、多数決を取るか。
最後の候補を言います。
手を挙げて下さい。
1番「ベアハッグ小隊」。(2票)
2番「ベアクロウ小隊」。(1票)
3番「ビッグベア小隊」。(1票)
じゃあ、「ベアハッグ小隊」でいいですかー?
一同:いいでーす。
GM:ついに決まったね。
最後の3分くらいに出てきた名前で決まっただけに、途中の話し合いは一体何だったのかって気持ちになるけど。
一同:イェーイ! (おかしなテンション)
アミー:クマってかわいいもんね。
カトレーン:うん、ハッグだしね。
「ぎゅー」ってね。
アミー:「グエンさん、待っててくれてありがとう!」
GM:ちょっと、ホントに待たせたの?
ジーノ:いや、ほら、実際は一瞬で。
カトレーン:「うむ。『ベアハッグ小隊』だ!」
モーゼル:「名前も決まったし、犠牲者が出る前に、僕も早く出撃しなければ!」
ゆうかん!
アミー:勇敢!
ジーノ:ここでか!(笑)
GM:わかりました。
勇敢なロールプレイってことで。
GM/グエン:「それでは、これでブリーフィングを終了する。
カタパルトの準備ができるまでに少し時間がある。
それまでに各人、ドラゴンアームズを甲板に上げておけ」
一同:「了解!」
ジーノ:ところで、レギュレートアームズは? 上げないの?
GM:言い忘れたの!
ジーノ:「お前は行かなくていい」って意味かと。
GM:ほー。そう思うならグエンにそう言えよー。
ジーノ:いえ、遠慮しておきます。
頑張るぞー!
「了解!」
GM:ああ、それから、全員、プロットしたエーテリックはチャージしていいですよ。
一同:やったー!
ジーノ:そう言えば、ここでもPC間でエーテリックの交換できるんだよね?
GM:できますよ。好きな感情でロールプレイすれば。
あと、自分が欲しいスートとかをアピールしても構いませんよ。
カトレーン:「うむ。クラブが欲しいのだ」
アミー:「ハートが欲しいなー」
モーゼル:「スペードが欲しいなー」
ジーノ:「ダイヤが……いや、全部欲しいなー。
《サンダー・ヘブン・ハンマー》的に!」
GM:いきなりウザイ感じになったね。
ジーノ:じゃあ、カトレーンと交換しよう。
「あいつ、ホント、変わってんなー」
「好奇心」で。
カトレーン:「何だ、ジーノのヤツ、私のことジロジロ見て。
さては、私に気があるな?」
ジーノ:全然、違うわ!
GM:自意識過剰すぎる。けど、OKです。
カトレーン:私、ダイヤとかないけど。
ジーノ:別にいいよ。何でも。
カトレーン:ありがとー。(エーテリックを交換)
アミー:ねえー、何で私と交換してくれないの!?
ジーノ:いや、だって、カトレーンが「クラブが欲しい」って言うから。
ハート、ないし。
アミー:ねー、誰かー。ハート、ないですかー?
モーゼル:ないよー。
スペード、ないですかー?
アミー:ないよー。
カトレーン:クラブ、ないですかー?
ジーノ:ダイヤ、ないですかー?
GM:カトレーンとジーノはもう交換できないよ?
1シーンに1回しか交換できないから。
アミー:ミルキー、ないですかー?
一同:ミルキー!?
ジーノ:スートの交換だったんじゃないのかよ!?
アミー:ねー、誰か、ミルキー……。
ミルキーないですかぁー……? (弱々しい声)
ついに出てしまった、アミーこと時間をかける少女のミルキー中毒。
しかし、頼みの綱のミルキーはすでにない。(誰かが全部食べちゃったから)
「梅しば」なら残っていたが、それではアミー(の中の人)の欲求を満足させることは出来ない模様。今後のプレイに影響が出ないことを祈るばかりである。
とは言え、無事に小隊名も決定。
ついでに、お互いに絆を深めたり、ミルキーを求めたりと大忙しである。
いよいよ『ベアハッグ小隊』の活躍をみなさんにお見せできる日が近い!
ハズ。
待て! 次回!
セッション中に食べるお菓子って重要ですよね。




