◆10 ミドルフェイズ アミー「……私がみんなを守る!」
ミドルフェイズである。
何と、オープニングフェイズはたった一回で終わったのだ。
プリプレイがアホみたいに(失礼)続いた時には、下げ友自身、どうなることかとハラハラものだった。
しかし、それも杞憂に終わったと言っても過言ではない。
なぜなら、オープニング→ミドル→クライマックス→エンディングの流れはすでに見えている。(すでにプレイしているから)
最短であと3回! これならあっという間にいけるかも!
GM:じゃあ、ミドルフェイズ行くよー。
一人一人、個別にやっていくからね。
ジーノ:あれ? オープニングじゃないんだ。
GM:オープニングはさっきやりました。
もうミドルフェイズです。
ジーノ:そう言えば、オープニングは誰も登場できなかったよね?
GM:オープニングはマスターシーンでしたから。
マスターシーンってマスターが演出するシーンだから、よっぽどの理由がないと登場できません。
ジーノ:えっと、つまりエーテリックをチャージできなかったよね。
GM:これからミドルフェイズに登場してチャージしろよ。
ジーノ:お! じゃあ、どんどん登場してもいいんだ。
他の人のところにも登場できるんだよな。
どうやって登場するんだ?
GM:【絆】の判定に成功すれば登場できます。一応。
※ 登場判定……【絆】で判定。通常は難易度8。
普通修正値が+3なので2D6で5を出せば成功する。
積極的に登場したいが、他のプレイヤーの邪魔にならないようにしよう。ワタシ、KY、ジャナイヨ?
ジーノ:よっしゃ! さっそく次のシーンで登場するぜ!
GM:……まあ、登場できるもんならな。
ジーノ:え?
GM:じゃあ、最初のシーンプレイヤーはアミー。
アミー:やったぁ!
【シーンプレイヤー:アマランサス(アミー)】
GM:アミー。
アミー:はい!(ビシッと挙手)
GM:あなたは、ゆっくりとナーガロンドの冷たいベッドの上で目を覚ます。
本来、準竜士待遇であれば、二人部屋なんですが、バハムートの定員が足りないので、今は一人で一部屋が使えます。やったね!!
アミー:やったー!
カトレーン:いやいや、定員が足りないって……。
ジーノ:バハムートって、かなり死亡率の高い職場だなー。
GM:アミーの部屋にはベッドが二つありますが、一つはアミーが寝るベッド。
えーと、もう一つのベッドはどうなってるのかな?
アミー:鉢植えが置いてあるよ。いっぱい。
趣味が園芸だからね!
カトレーン:ベッドの上に鉢植えとかありえないんだけど……。
ジーノ:それって新しい人が来ても絶対に入れないパターンの部屋だな。
アミー:でも、すっごくキレイなんだよ?
GM:では、アミーの部屋にあるもう一つのベッドは花園になっている。
で、アミーが起きあがると、目の前が暗くなります。
立ちくらみのような感覚。
アミー:立ちくらみ?
GM:そう。
アミーの視界がスッと暗くなると視界の端っこの方にパルスの様に光が走ります!
アミー:「え!? なになに?」って。
あ! GM、エーテリックをプロットしていい?
GM:ああ、そうでした。プロットして下さい。
プロットしないと、いくらいいロールプレイしてもエーテリックをチャージできませんからね。
アミー:じゃあ、プロットするよー。
というわけで、アミーが手札からエーテリック(トランプ)を一枚選んで場にプロットした。
機に乗じて、ほかの3名もプロットを試みようとしたが、GMに怒られたのでやめた。そのくだりは割愛する。
アミー:あ、ゴメン。続きをお願いします。
GM:で、アミーの意識は、アルビオン大陸の底にある洞窟へ飛んでいく。
アミー:意識だけ?
GM:そう、意識だけ。
そこにあったのは、まるで夢見るみたいに光る、ぼんやりとした光。
あっちでも、こっちでも冷たくも優しい光を放っています。
アミー:「みんな、私の仲間だ!」
GM:ご名答。
ジーノ:よくわかったな。
カトレーン:ホントだね。
アミー:ピンと来たんだよ!
ねえ、ここってどんなところなの?
GM:かなり広い鍾乳洞のような場所だね。
アミー:鍾乳洞かぁー(うっとり)。
GM:そこに先ほどからの光のパルスを放つものがある。
アミー:それって、何が光ってるのかわかる?
GM:ええ。
水晶だね。
アミー:石灰岩とかじゃないんだ。
GM:はい。
目が慣れてくるとわかります。
あたり一面、すべて透き通った水晶が地面から生えています。
アミー:え!?
鍾乳洞みたいなところに水晶がいっぱい生えてるんだ!
スゴーイ!
ねえ、その水晶って大きいの?
GM:大きいのもあれば小さいのもあります。
正確な大きさはわかりませんね。比べるものもないから。
で、それぞれの水晶が思い思いに光を発しているんです。
脈動している感じに。
アミー:水晶自体が光っているの?
GM:そうだね。
アミー:そっかー。きれいだねー。
私はどこにいるの? 歩いて見て回れる?
GM:いいえ。
アミーは足が固定されているかのようにして、その光景を見ています。
アミー:そっか!
ここって私が生まれた場所なんだね!?
スゴイ!
GM:アミーが見ていると、目の前で一つの水晶が激しく点滅をします。
アミー:「これって、何か悪いことが起きてるんじゃ……」
GM:しばらくすると、点滅がどんどん激しさを増していき、突然、「パンッ!!」と大きな音がして水晶が砕け散ります。
アミー:「やっぱり! 何かあったんだ!」
GM:すると、アミーの言葉に反応するかのように、声が響き渡ります。
アミー:大きな声?
GM:いや、この声は耳ではなく、直接あなたの心に語りかけてきます。
GM/声:「物思う者は滅びてはならないのです。」
アミー:「物思う者……って?」
GM:ここでカメラが、たった今、砕け散った水晶を映します。
次に、光っていない水晶を映し出すと……。
GM/声:「目覚めなさい。そして人を助けるのです」
GM:すると、光っていなかった水晶のうちの一つが脈動を始めるのがわかります。
アミー:生きている……のかな?
今も光ってないやつっていっぱいある?
GM:あまりありません。
アミー:ないんだ。
GM:どうでしょう。好きに解釈して構いません。
アミー:やっぱり水晶が砕け散ったのって、その水晶が死んじゃったか。どうかしたんだよね……。
じゃあ私は……勇敢に……。
一同:…………。
アミー:(突然立ち上がって)
「その水晶みたいに死んで欲しくない!
人間にも死んで欲しくない!
……私は、みんなを守る!!」
突然、アミーこと時間をかける少女が立ち上がってアツいセリフを叫んだので、場が静まりかえった。
GM:……なるほど。
アミーがそう叫ぶと、自分の部屋に引き戻されます。
アミー:「あれ?」って。
GM:気がつくと、あなたを見ているのは鉢植えばかり。
時計を見ると、そろそろ朝食の時間ですね。
アミー:「ご飯だ! 行かなきゃ!」
あ、GM、私、「勇敢」なロールプレイしたから、プロットしてたエーテリックをチャージしてもいいよね?
カトレーン:え!
あ、さっきの「勇敢に」って言ってたのって……。
アミー:そうだよ。「勇敢」のロールプレイっていうアピール!
ジーノ:あざとい……が、確かに「勇敢」なロールプレイだった。
モーゼル:うん。
アミー:ね、GMいいよね?
GM:もちろんです。
勇敢な性格のロールプレイでした。
アミー:やったー! (ダイヤのAをチャージ)
ジーノ:え? ダイヤのA!?
アミーの『OERS』って、ハートを集めるんじゃないの?
アミー:ハートがな・い・ん・で・す!
それに、ハート以外でも使える『OERS』があるし。
Aはいざっていう時に+5もできるからね。
ジーノ:確かに。スートのことばっかり考えてた。
アミー:フッフッフッフッフ……。(キメ顔)
GM:まあ、エーテリックの使い方は、『OERS』のコストだけじゃないからねー。
じゃあ、ここでこのシーンは終了です。
アミー:あ、新しいエーテリックは?
GM:はい、どうぞ。(エーテリックを1枚渡す)
ジーノ:つーか、とても登場できる雰囲気じゃなかった。
カトレーン:ホントだね。
モーゼル:ムリだよね。
GM:当たり前でしょ!? どこに登場するつもりだったか聞きたいよ、逆に。
ジーノ:もう、水晶のどれかくらいしか。
アミー:あー、砕けた水晶か。
ジーノ:それ、死んじゃってるから。
カトレーン:あ、もし、プロットしたエーテリックをチャージ出来なかったらどうなるの?
GM:その場合は、「手札に戻す」か「捨てて引き直す」が選択できます。
カトレーン:わかったー。
GM:では、次のシーンをやりたいひとー?
ジーノ:ハイッッ!!(勢いよく挙手)
GM:では、次はジーノで。
ジーノ:おし、早めに登場してエーテリックをチャージするぜ!
どう考えても早いほうがいいからな。
カトレーン:がんばってねー。
モーゼル:でも、何で早いほうがいいの?
ジーノ:クククククク……。
なぜって、そりゃ、後になるほど、エーテリックをチャージするのにより高いレベルのロールプレイを求められるからな。
モーゼル:あ!!
ジーノ:今ごろ気づいても交替はしないぜ?
アミー:でも、ここで喋っちゃったら、ダメじゃん。
GMも聞いてるし。
GM:アホだね。
ジーノ:しまった! ここは黙っているべきだった!!
モーゼル:ホントだね。
GM:なあ、ジーノ。いいロールプレイってやつ、見せてくれよ?(サメのように笑う)
ジーノ:ここカット(両手の人指し指でバッテン)で。
GM:カットできんわ!
ジーノ:けちー。
カトレーン:ガンバレー(棒)。




