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詩*見つめて*

作者: a i o

言葉になりたいと想う

巡る血もこの吐息もすべて

言葉になってしまえばいいのに、と


口無しのタマシイが

私の中心を陣取っている

口無しの喋が

その周りに群がっている


言葉になりたいと願う

足先からつむじへと駆け巡る想いが

言葉になってしまえばいいのに、と


願う度に口無しの喋は

増え続け

沈黙を守ったまま

胸から溢れ出していく


どうしたって

私は空っぽになりきれないから

言葉に祈りを付け足してみる


あなたに手渡した言葉のあとに

ふわり喋が続く


言葉を交わそう拙い言葉を

拙いながらも

あなたに辿り着く言葉を


言葉を交わそう全てではない言葉を

頼りのないものでも

あなたに捧げる言葉を


交わした言葉がいつか

あなたの目となり

私の喋を見つけたのなら


どうかあなたの胸でそっと飼ってほしい







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― 新着の感想 ―
[良い点] テーマが一貫していて良かったと思いました。最後の着地がきれいでした。 [一言] 7連目が唐突な感じがしました。
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