第七話 どうして現場に血が流れるんだ!
今回は短いです
「で、なんで恋があんたに保護されてるのよ」
凛が拗ねた
「前の回でさも全て分かってるかのように言ってたくせに…」
当然、気にかけない宍戸
周囲に飛び散った脳漿集めにせっせと精を出してる俺にちょっかいを出してくる野、ゲフンゲフン、淑女と幼ぢょ
「うっさいわね、さっさと説明しなさいよ」
切れる凛
「お兄さん、お兄さん。お姉ちゃんに尻に敷かれてるのですね」
口をだす策士の恋
恋ちゃん、君は教養があるのはいいことだけどタイミングというものをダネ、もっと大事にしなければ…まぁいいか
「実はカクカクシカジカでうんたらかんたらで」
説明中………………………
「で、まるまるばつばつということなのね…恋、あんたなんか悪いことやった?人を殺したとか、いい?人を生きたまま地面に埋めても殺人罪に問われるのよ?」
「知らなかったのですね」
「常識が欠けてんな、おい」
折檻中………………………
「追われてる事情は知りません。今度から妹さんと行動を共にしといたほうがよろしいかと」
心では敬語じゃないんだ!でも、体が…君もわかるよね!
「そう……まぁ、妹を助けてくれてありがとうね。感謝してるわ」
「気持ちは受け取っておくよ。ところで、さっきはああ言ったけど、本当に行動を共にする気か?洒落になんないぞ」
「それについては大丈夫よ。私の家に置いとくから」
さっぱりと決めたように言い切る凛
凛の家に置いとくって……………
「要塞に入れとくようなものじゃないか」
「その通りよ」
「なら安全だな」
僕も貴方の要塞に飛び込んでいきたいです!
ごほんっ!そこの君!何を想像した!三百文字以内で感想に書いておけ!後でじっくり吟味する!
まぁ、話は終わりみたいだな
「んじゃ、ここで別れるか」
「そうね…あ、そうだ。
今日はアンタの母さんが五月蝿いから、あとで説得しときなさいよ?」
「ん?………ああ、分かったよ。なんか決め台詞はないか?こう、母さんを説き伏せれる魔法の言葉は」
「自分で考えなさいよ…まぁ、一番おすすめなのがどんどん人が消えている状況を想像してみろ、俺のことが愛しくなるって言っとけば?」
「随分適当だな…じゃあ、また今度」
「ええ、またね」
手をひらひら振って凛と、うとうとし始めてる恋ちゃんを見送る
さーて、解読の開始だ
母さんはお上、つまり上層部だな
んで、五月蝿いってことはなんかしら…依頼ってのが正しいな
上層部の依頼があったって事か…んで、一番おすすめっていうのは拠点の一つ…一番優先度が高い拠点って事か
どんどん人が消えるって…殺人か、それに準じるものか
さて、解読はここまでだな、あとは拠点に行って話を聞くか…
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あるデパートの清掃員の準備室に見せかけた一室
ノックはター◯ネー◯
ココンコンココン
「山」
扉の向こう側から予定調和に無い言葉が出る
俺は気にせず扉を開ける
ギィィドゴッ
開けてる途中で誰かに当たったようだ、どーでもいい
そう思いながら仕方なく当たった人物を確認
「時雨かよ…まぁ、メンバーの中でこんなことやりそうな奴はお前しか居ないよな」
「宍戸…流の野郎が…」
!
まさか…流の奴!
「時雨!待ってろよ!!」
時雨が扉が当たったぐらいで地に伏せるわけがない…そして、さっきのダイイングメッセージから推測するに!!
「俺死んでないよ」
時雨の声が聴こえるが無視
「流!貴様、ようぢょに手を出したのか!!」
奥にいく為の扉を蹴り破る勢いで開けて口にする
だが…そこには
ようぢょ(遥)が
逆立ちをして(ジャージで…決してブルマではない)
その隣で黙想をしている流が居た
「どうしてこうなった」
憮然とした顔で言うな、俺も分からん
…これは、俺の手におえる事件じゃない
悟った俺は扉を閉める
未だ凛は到着していない、何かあったのだろうか
不安は口にせず、近くのソファーに時雨を座らせ、なぜかあった切っ先が中に収納されるナイフを突き刺してケチャップをぶちまけておく
時雨も乗りが良い
舌を某マスコットの様にだして目を白目にしていた
それを見て顎を俺の左手が掴む
そして、勢い良く口を閉じさせる
「ブぎゃ!」
これでリアリティがでたな…と思いながらもうひとつのソファーに座り目を閉じた
時刻は23時
日付は9月10日
まもなく、本格的な冬が到来する
感想評価が俺の力となる!
輝け!俺の右手よ!!!!!