最初の挨拶は大事だよね!
初めましてこんばんわ。
処女作である地深く天高くを応援してくれればありがたいです^^
空は黒かった。
当たり前だ、夜だから。
それでも黒い、どこまでも、どこまでも、その黒く、暗い絵の具を垂らしたような空の色彩をボーっと見上げてる。
別に意味はない。
星は一つもない。
当たり前だ、周囲の光が強すぎる。
星が瞬く光を遮るように、周囲のビルの看板から光が大量に発せられている。
星が見えなくても、俺は空を見上げる。
此処は東京都、その半分を占める面積を誇る、魔道街。
日本は、魔術によって成り立っていた。
始まりといえば、簡単な話であった。
約50年前、魔術という神秘が日本にもたらされた。
西洋諸国が気味の悪いぐらい簡単に、日本の要求…西洋諸国の強さを日本に開示したのだ。
時の政府はそれをすぐにひとつの場所に集結させるため、魔術師の兆しがある人を片っぱしから東京の半分を誇る此処にぶち込んだ。
適応した人は約100万人。
そのうち学生が70万人。
学生が多いことからか、魔術を極めた西洋諸国の魔術師を招き、自国の魔術を磨いた。
そして五十年後、西洋諸国の魔術師を危険視した今の政府は即座にそれらを本国に戻させた。
体の良い便利屋的な扱いだったが、西洋の人々は文句ひとつ言わず帰っていった。
おそらく裏があるんだろうと俺は踏んでるが、今は関係ない。
現在、此処の人口は98万人、その内、大人が10万人。
そして、時は過ぎた。
学生が多いから学校でもあるんじゃないかと思った奴ら…甘いな。
研究の結果は決して人には見せないものだ。
一人一人が独自に道を切り開き、我流で魔術の質を高めている。
俺もその中の一人だ。
おっと、自己紹介をしてなかったな。
「陰陽道の使い手、宍戸衛だ!(キリッ!)」
「なにが宍戸衛だ!よ、放って置きましょ」
「そうですね~放っておきましょう」
「それしかないだろ、頭が痛い子は此方で寝ようぜ?って言っといてやる」
「…是非も無し」
「こいつらひでえ!!」
上から、神崎凛、赤谷遥、時雨隆太、源流段戸という、最低最悪な奴らで。
俺のチームメイトだ。
なんのチームメイトだって?
それは、あれだよあれ。
面倒事を一手に受け付ける国壊しだよ
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