表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
美根我の気掛かりな時間  作者: しろ組
1/10

プロローグ 見送り

プロローグ 見送り


「お義父ちゃん、行って来ます!」と、おかっぱ頭の少女が、玄関を駆け出した。

 少し後れて、柔和な顔立ちの中年男性も、玄関口へ出た。そして、逢魔が刻の校庭を駆け抜ける少女の後ろ姿を見送った。だが、妙な胸騒ぎを覚えた。最近、兵隊崩れの不審者に、子供が、神隠しに遭う噂話を耳にしていたからだ。そして、「無事に帰って来てくれれば良いんだが…」と、中年男性は、呟いた。約一年前の黄文(こうぶん)八〇年六月一四日の靄島空襲で、妻と娘を亡くしており、養子縁組をした逗子まで失うのは、堪えられないからだ。間も無く、逗子の姿が見えなくなると、踵を返した。宿直室で、若い男女の“あ〜れ〜”防止の為、校内の見回りの仕事に就かなければならないからだ。後ろ髪を引かれる思いで、校舎へ入るのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ