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13話 そしてまた

「うぅ、、、重い」

私を抱き枕のようにして半ば覆いかぶさって寝ているアイシード無理やりほどき起き上がる


机の上に置いてある型落ちのボロボロノートパソコンを開き新たな仕事の依頼がないか確認する

雑多と送られてくるどうでもいいサイトのメールや迷惑メールを横目に下へスライドしていくと

「おっ!」

仕事の依頼だ

えーと、、、


「うわ!ッッ」

いきなり腹をガッ!っとつかまれひょいと持ち上げられる

「メイちゃん!私を差し置いてぇ」


「バカッ!!やめろぉ」


ぼふ!っとそのまま一緒にベットに倒れこむ


「今ちょうど依頼のメールを見てたとこなんだぞ」

えへへと笑いながらアイシードが言葉を返す

「ごめんごめん、だって起きたらメイちゃん隣にいないんだもん」

無邪気に笑いながら話を続ける

「仕事きてたんだ、どんなことやるの?」

呆れながら問いに答える

「だからそれを見てたんだ」

ったくよぉ、と悪態をつきながら体を起こしパソコンに近寄る

アイシードもよいしょ♪と体を起こし画面をのぞき込む

仕事の依頼のメールを開く


「えーとなになにぃ」

メールを読んでいくと実に簡単なものだった

ただのマフィア一派が持っている銀のアタッシュケースを盗むだけの極々簡単な内容だった

「たったこれだけなんだねぇ」

物足りなさそうにアイシードが言う

全くこの戦闘狂ときたら

「その分報酬も相応、って感じだけどな、ま!簡単な分にはいいだろ」


私は快く依頼受諾の返信を返したのだった。



「うはぁ~おしいしぃ」

仕事を無事終えて多少の報酬も入ったことから私はちょっと高めのアイスを堪能していた

「カイも食べます?」

静かにじっと小説を読んでいるカイは視線もそらさずに

「いらない」と端的に答えた


「そうですか」

いらないならそれでいいといった風に返事を返した

そんなやり取りをしていると隣の部屋から怒気をはらむ叫び声が聞こえる


「ちょっとッ!何回言えばわかるの!」


「う~ん♪なにがぁ?」


前の仕事で保護した少女”ミナミ”と齢が近いからか、ちょっかいを仕掛けているサリィだ

「今度は何ですか?」

二人の仲裁に入る

「リナ!このクソ女を何とかして!何度言えばこいつは人の服を勝手に着たり、人の食べ物を勝手に食べ   

 たりするのをやめんだよ!」

はぁ、、、またか

「サリィ、ミナミも嫌がっている、そういうのはやめたほうがいいですよ」

こういうのも何度目だろう、わがままな妹の事を思いだす

「は~いもうしませんよ」

そう言って部屋を出ていくサリィ

「前回もそう言ってたろ、この野郎!」

そうキレながらミナミも部屋を後にした

こうも一言いえば収まるものなのにどうして、、、

少しの呆れを感じていたら

携帯を、耳に当てながらカイが部屋を横切りベランダに出て行った

ベランダに出るということは恐らくまた新しい仕事だろう


「うまッ!」


「うおッ!」


ハッとして振り返ると私のアイスを二人が食べているのが見える


「ちょっと!全部食べないでくださいよ!」

そういいながら駆け寄ってもすでに遅かった


「ごちそうさま!!」


二人の美少女が満面の笑みでそういった

「はいはい」

クソ、やられたでも別にいいか、そう思ってた時後ろから


「サリィ、リナ仕事だ」

そうカイが言った

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