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爆縮と体温の機知(3)

頑なに張る

頑張ることに意味があると

理解できる人は

頑張ることで

何かを作り上げることが出来た実感を

喋っているのだろう

それが無い人には

生まれてから

死ぬまでの時間があろうとも

頑張るってことに

意味を見出すことは無い

必要だという感覚に

乗せられているだけで

最後まで辿り着かないのだ


いつ頑張るのか

それを聞かれて

また今度

なんて言っている形は

いつ作るのか

それを聞かれて

今度、作る

なんて言っている形だ

それが人生だったとしたら

今度の意味が変わってくる

その時間も生きているのだから

何を作っているのか

全く分からない

今度と言えるほど

超寿命の生命体では無いのだ


短い時間で作り上げることが

使命であるのは

自分の命に跪いて頑張るってことか

それくらいのことはやってみろって

言われているのか

自分自身からの命令か

分からないままで

無駄に過ごすくらいなら

分からないままで

行動してみるのも手である

分からないって状態を

頑張ってやってみるのが

生きるってことなのだろう

突き破れた人から

楽になっているだけである


考えるよりも行動

考えるという行動

そうやって考えてみれば

どちらが先かなんて

誰も言えないだろう

考えるよりも身体を動かせ

ならば

貧乏ゆすりでも

十分に身体は動いている

結局、何かを作り上げても

必ずしも

理解される物だとは限らない

人生であろうと

創作物であろうと

サービスであろうと

それは変わらない


当人が頑張って作った物は

はたして

そこで終わるのだろうか

箱の中に密封されて

二度と表には出ないのだろうか

それは分からないだろう

誰かが

拾ってくれるかもしれないし

誰かが

似たような物を考えるかもしれない

そんな形はゼロでは無い

ネットで繋がり見えてくる

変な形であるとしても

分からないままで

行動してみた結果だろう

取るに足りない結果だろう

だけど、意味は無かったと

言い切れるのだろうか

薄っぺらい紙が

生きてはいないか

それを繋ぐ格好悪さを

人は、何処かで

許している気がするのだ


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