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第五話 第十二部 一度見たことが

「うわ……これはひどい。」

 俺は思わず声が出てしまった。たしかにその写真はひどかった。顔はギリギリまでしか見えていない。どこか…見たことはあるか? いや、思い出せない。

「(これって…まさか…!)」

「他の人たちはどうか?」

 俺は後ろを振り向き、みんなの顔を見る。誰もが首を振っている。これが…アレリア。俺達にとってみれば…都合がよかったかもしれない。

「わかった。すまないな、途中で止めてしまって。」

「いえいえ。それじゃあ…。」

「ああ、気をつけろよ。」

 そういって俺達は歩いていく。とりあえず、彼らの目につかない場所まで歩いていかないといけない。そう思いながら歩いていく。そして歩いて五分後、ここなら問題が無いはず。

「ねえ…皆。」

 突然ナーニャが口を開く。俺達はナーニャを見る。唯一サスト先輩だけが周りを見た後に見た。

「今日行く途中に会ったあの子……あの写真の子と一緒だった。」

「えっ。」

 俺達は一瞬で空気が凍りついた。まさか、そんなはずはないと絶対に思った。だけどナーニャが真剣な眼差しで見ていた。そしてクレイナがナーニャの近くへと歩いていく。

「そうだね、間違いであっても大丈夫。もし本人なら抵抗をするはず。だから連絡を入れた方がいい。」

「うん…そのつもりだよ。大きな事件になる前に…少しでも手がかりになるのなら。」

 ナーニャは連絡手段をとる物を取り出す。

「まって、いまここではダメ。とりあえず戻ること。まだ……いる。」

 レイチェル先生が小さな声で伝えてきた。まだ…この近くにシュナイダーがいるというのだろうか。だったら…戻った方が懸命に違いない。戻ることを最優先で…!

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