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第五話 第八部 何か食べたくて
俺達はいろんな場所をまわりながらパトロールを続けていた。今のところは何もない。というか何も起こって欲しくない、平和でいて欲しいっていうのが本音だが。
「あ。」
ナーニャが突然足を止めて横を見ていた。何かあったのだろうか。それと同時にアリスも足を止めていた。
「「あれ食べたい。」」
ナーニャとアリスが同時に答えた。二人が指をさす方向にはクレープ屋があった。たしかにおいしそうだけど。
「おいおいまてよ。今はパトロール中だというのに…。先生も何か言ってくださいよ。」
「あれ、おいしそうよねー。」
ダメだ、レイチェル先生も完全に釘付けだ。もう、どうしろっていうんだよ。サスト先輩なら何とか言ってくれるはず。
「まあ、いいんじゃね。」
「まじっすか。」
俺はため息をついてクレープ屋の前へと移動していく。
「クレイナは何にするん……ってあれ? クレイナ?」
クレイナの姿がない。いったいどこにいったんだ? まさか…連れ去られた!?
「すみません、これ御願いします。」
「おまえ注文していたのかよ!!」




