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第四話 第四十一部 守るために
「眠れないなら何か飲み物でも飲むか? 暖かいのがいいか?」
「うん、御願い。」
「あ、私にも。」
「私はココアで。」
なんというか、こんな時間に起きるというのは何か変だが…皆起きてしまったのなら仕方ない。とりあえず飲み物を飲んでもう一度寝てくれれば。
「でもさ…気になったことがあってさ。どうして俺の家なんだ?」
「落ち着くから。」
「シンヤの家に行けば安心かなって。」
「私も。」
即答かよ。まあいいか。とりあえずそう思ってくれているのであればうれしい限りだしな。とりあえずココアって案があったからココア全員分作るか。
「そら、出来たぞ。」
「ありがとう。あったかいねー。」
「そうだね。クレイナって…その義手だと感覚とかは無いの?」
「多少はあるよ。暖かさを感じるようにはなった。でも完全ではない。」
たしかに…ここまで動かせるようになるまで相当な時間がかかった。こんな苦労はもう二度とクレイナにさせたくない。だから…守らなければ。クレイナだけではなく、ナーニャも、アリスも。




