第四話 第二十九部 家に行っていい?
ピロロロ
携帯電話が鳴った。相手は…アリスからだ。もしかしてこのニュースを見ているのだろうか。
「もしもし?」
「もしもし……テレビ見ている…?」
「ああ、…また事件があったみたいだな。」
「………殺されたの、モデルの知り合い……。」
「……なっ。それって…。もしかして…アレリアか?」
「違うの…今回の殺人はそうじゃないの。まったく…違う人に…。」
そういってテレビの情報を見た。死体に関しての情報が出たが、刺し傷が数箇所あると書いてある。だとすれば…もしかすると「シュナイダー」が関与しているかもしれない。今日の事件を起こしながらまた暴れるというのか…。
「ごめんね……つらくて…。」
「ああ、それはそうだよな…。」
「ねぇ……今って一人?」
「うちか? ああ、両親出張いっちまっているからな。」
「怖いから…家に行ってもいい?」
「…………え? 俺の家!?」
突然アリスが涙声になりながら伝えてきた。俺の家に…なんで? いや、ちょっとまってくれ。女性を家に入れるなんて…。いやしかし、ここは守ってやらなければ…。
「ああ、かまわないが…。何処にいる?」
「もうすぐそっちの最寄り駅近くに電車が止まる。降りるから…。住所だけ教えて。」
「ああ、かまわないぞ。」
俺はそのまま通話を切り、住所を教えた。いったい…何があったのだろうか。てか…この状況って…いろいろとマズくないか?




