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第四話 第十四部 可能性は
「レイチェル先生。」
「ああ、シンヤ君。どうしたの?」
「手伝って欲しいことがあります。今回の事件に関してで…。」
「はいはい。」
レイチェル先生はいすに座って話しを聞こうとしていた。俺もゆっくり話すためにいすに座る。
「今回の事件、バラバラ事件ですが…。先生は正直、今回のことに魔法は使われていると思われますか? もしくは人間ではない可能性はありますか?」
「いえ、私が調べた限りではそうとは思えないわ。それなら切られた痕に魔法が使われた痕跡が残るもの。それが切ったものによるものか、もしくは本人が魔法を使ったかもすぐにわかる。けどこの切り傷にはそれが見当たらなかった。」
「ということは人間で…確定ですね。」
「ええ、しかし人間以外の生物までも殺害している。その中には簡単に切れない種族までいるのに…。なんて力をもっているのだろうか。」
レイチェル先生すら驚いていた。この事件は…そして犯人を逮捕するためには…。
「とにかく、何か手がかりがないと本当に厳しいわね。」
「ですね…。」




