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第四話 第十一部 リーナからのお菓子
シンヤたちがホテルへと戻っていくのを確認した後、俺は荷物の整理をした。リーナも今回の事件のために準備をしている。
「本当にいいのか?」
俺はリーナに問いかけた。
「何が?」
「あの子たちに協力してもらうことだ。一応まだあの人たちは学生だ。先生やナオはともかく、精神面的にはまだ幼いぞ。」
「だからこそ出来ることがあるでしょう。無理はさせないわ。けど…そうでもしてもらわないと今回の事件は一筋縄ではいかないわよ。」
リーナの言葉に俺はつばを飲む。たしかに今回の事件はとてつもなく難しい事件になる気がする。これだけの情報の少なさ、そして一向に減らない被害者数。この状況を打破するには何か…何か法則があるはず。
「はい…。」
リーナは突然袋を取り出して俺に渡してきた。てかなかなかに大きい。いったいこれは何が入っているのだろうか。
「見てみて。」
「あ、ああ。」
俺はリーナに言われるがままに袋の中を見る。中には大量のお菓子が入っていた。いったいなんでだ? てか…俺の好きなお菓子ばかりだ。
「お菓子、食べてもいいから。その代わり今回の事件に関してはよろしくね。あなたの力が絶対に必要だから。」
「…ああ、まかせろって。」
俺は袋の中にあったお菓子を開けて口の中に入れた。よっしゃ、気合いれてフル回転でやっていくか!




