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第一話 第四部 警備を怠らず

「さてと、アルフレイヤ。そっちはどんな状況?」

「こっちはまだ動きはないぜ。ただ、そっちから見ても分かる通り、外を見ると人がすげえな。去年より多いのでは?」

「すでに去年の開始前整列人数を越えたらしいからね。わかったわ、とりあえずまた一時間後、開場してから連絡をとりましょう。」

 ピッ

 リーナが電話を切って大きく深呼吸をした。俺はその横でお菓子を食べながら回りを観察していた。こう見ると何を考えているかいろいろとわかってくる。警察官になってからさらにその力が磨かれた気がする。

「レヴィ、そろそろお菓子はやめなさい。」

「しゃーねーな。」

「そのような言葉遣いもやめなさい。」

 俺はしぶしぶポケットの中にお菓子をしまい、警備を続けた。特に周りに目立った動きは見られない。しかしずっと人間観察をしているのもかなり労力を使う。所々でスイッチを切り替えていかないときついものがある。だから集中力を切らさないためにも適度に気持ちを切り替えていかなければ。

「そうそう、今のところ不審な動きは無い?」

「特になし。こういう状況ではなかなか動きにくいと思うよ。逆に人が多くやってきた時のが動きやすいと思われる。人ごみにまぎれることが出来るからな。」

「たしかにそれもあるわね。では今のところ不審な動きはないのね。」

「ああ、そういうことだ。」

 もしかすると「見当たらない」だけなのかもしれない。どこかで何かが行われているのかもしれない。さらにいえば、この警備が「ばれている」可能性だって無くはない。どういう風に守っていくか、そして暴いていくかが必要になってくる。とにかく今回の本題は警備だ、その仕事をこなさなければ。

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