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第三話 第十七部 無表情の笑顔

「うわ、すごいね。」

「めちゃくちゃうまいじゃない。」

 セリアもアリスも目を丸くしてクレイナの歌を聴いていた。これだけすごい歌はそうそう聴けるものではない。普通に歌手と同じぐらいのレベルを持っている。それだけではなく、周りの人たちを引き込んでいく。

「すごいね、クレイナ。」

 ナーニャは嬉しそうな顔で手拍子を送りながら聞いていた。クレイナは本当に大変な思いをしている。これだけ歌が大好きで、そして何よりも努力家で。そんな彼女があの事件に巻き込まれて。そうだとしてもクレイナは前向きに…。

「ありがとうございました。」

 歌い終えると拍手喝采だった。立ち上がる人たちまでいれば声をかける人までいた。クレイナは無表情のまま戻ってきた。そして俺の顔を見た。

「歌ってきたよ。どうだった。」

「ああ、とてもよかったよ。」

「クレイナさん! 本当にすごいね!」

「ありがとう。頑張ったわよ。」

 クレイナはそのまま自分の席に座る。でも…俺にはわかる。歌を歌えたことがとてもうれしくて仕方がない感じが。

「楽しかったか?」

「楽しかった。」

 クレイナは嬉しそうに答える。本当に…よかった。クレイナはここに来てくれたおかげで何か…感情を取り戻してくれれば…。

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