第三話 第十六部 それぞれの歌
「さってー! いきますよー!」
「おおー!!」
アリスはマイクを上にあげて歌い始める。なかなかの歌声だ。というか…歌い方は上手だ。人によって歌い方とかはあるけど、アリスはなかなか良い歌い方だ。
「うぬぬ、ライバル登場ね。」
アリスは歌い終わると皆に声をかける。いかにもアイドルっぽさを見せている。なんというか、さすが職業が職業なだけあるな。そしてアリスが歌い終わると隣にセリアが歩いていく。
「次は私よ、勝負よアリス!」
「おお! セリアだ!!」
「へぇー! 楽しみにしているね!!」
セリアは歌い始める。多くの人たちがセリアの歌に聞き入る。たしかにうまい。毎回出ているだけあってよい歌を歌っている。さすがというべき…かな。そしてクレイナも次の順番に並んでいる。クレイナ、あのとき以来は歌を聴いていないから…どんな歌になるのだろうか。
「ありがとーっ!」
「うおおおお!!」
セリアの人気はさすがというべきかな…。そしてクレイナが舞台上へと上がっていった。そしてマイクを握る。
「お願い致します。」
クレイナがお辞儀をすると拍手で迎え入れられる。そしてクレイナはマイクを握って大きく息を吸った。
「おぉ……。」
クレイナの歌が響きわたる。歌に関しては…あの時と同じでものすごくうまい…。それに声も良くなっている。皆が聞き入っている。




