第三話 第十五部 カラオケ大会
「さてと、恒例のアレやりましょう!」
「アレやるのか。てか先生、もう酔っているよな。」
「シンヤ、アレって?」
ナーニャは俺に問いかけてきた。確かにアレじゃ通じないよな。レイチェル先生は皆が見える位置まで移動してマイクを握った。
「さてと、久々にやりますよ! カラオケ大会!!」
「おっしゃ待ってました!!」
カラオケ大会、たまにレイチェル先生がメインとなって始めるこの大会、なんだかんだでメンバーの人たちからは高評価を受けている。今日は…誰が歌うのだろうか。
「へえ、面白そうだね! 私もやってみていい?」
「アリスが? いってきたらいいよ!」
アリスは楽しそうに前へと移動していく。たしかにアリスはこういうのは場慣れしているから緊張は無いはず。でも…ここのカラオケ大会ってレベル高いんだよな。
「私もやろうかな。」
セリアが背伸びしながらアリスの歌が始まるのを待つ。その横で誰かが俺の袖を引っ張っていた。
「私もやっていいの?」
クレイナが問いかけてきた。ああ、たしかにクレイナは歌は好きだったな。俺はうんとうなづくとアリスの方を見ていた。心の中では楽しんでくれてそうな気がする。ナーニャは歌うのはどうなのだろうか…。
「私は遠慮しておくね。あんまり歌は歌ったことないし…。」
「そうかそうか。なら聞くほうで楽しむか。」
ナーニャは控えめながらも笑顔でいた。さてと…アリスの歌はどうなのだろうか。




