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第三話 第十四部 皆で仲良く。忍び寄る影。
「あの事件…。そうだったのね。」
ナオは少し暗そうな顔をしている。たしかにその事件に関しては世間的に見れば大事件だった。あんな事件はもう二度とおこって欲しくない。そう思わせるような事件だった。
「けど、クレイナはこうやって生きているでしょ? それにちゃんと自分の意思を持っている。クレイナだって普通に皆と接したいでしょ。」
「それはもちろんです。」
「だから…ねっ、皆で仲良くやろう!」
「そうだね。私たちも楽しんでいきましょう。」
俺たちは笑顔に戻って皆で会話を続けた。せっかくの交流会だもの。もっともっと…楽しんでいかなければ。
「はぁ…はぁ…。」
ピチャッ ピチャッ
「やめて…お願い。殺さないで! やめてっ!!」
「いやだ…つかまるのはいやっ!!」
ザシュッ…
「あっ…がっ…。」
ボテッ…
「また…つみあげなきゃ…。ひとつ…ふたつ…みっつ…。足りない。もっと切り刻まないと…。」
ザシュッ
「よっつ…いつつ……。」
「ただいま…。」
「お帰りなさい。どこに出かけていたのかい? そんなびしょびしょになって…。」
「ごめんね…。お風呂入ってくるね…。おばあちゃんは……ご飯は食べた…?」
「大丈夫よ…いつも気にしてもらってわるいねぇ。」
「いえ…こちらこそ……独り身の私を助けてくれて………。」




