第三話 第十一部 それぞれの出身
「じゃあ俺からも質問。アリスの住んでいる所はどんな感じなの?」
「私は…まず今住んでいる場所はヌアボス地区だよ。そこのジ・スタリア高校に通っているよー。」
「へぇ、あそこって結構土地感が独特だよね。」
ヌアボス地区ってことはそう遠くない場所にあるはず。日帰りでも普通に遊びに行ける場所だな。でも住んでいるってことは…。
「本籍は向こうか?」
「そそ、ヴィオヴィ族だからね。一応私が生まれたのはここ。」
「内陸の方なんだね。ヴィオヴィ族ってドラゴンの中では一番多いでしょ?」
「そうだよ。皆が知っている通り、男は翼を持って女は翼を持たない。私は人間とのハーフだけどもちろんその血は受け継いでいるよ。」
「たしかに。耳も特徴的だからな。」
「あの、セリアさんは?」
俺たちが話しているとクレイナがセリアに問いかけてきた。そういえばセリアは俺たちと同じ地区だったけど本籍はどこなのだろうか?
「私は今クリスリア中学校に通っているけど、本籍はオーリーア族だからこの辺だね。妖精の純血だからね。」
「なるほどね。」
俺たちはなんだかんだで出身に関していろいろとお話を続けていった。俺たちも人間といっても出身国は違ったりするからな。
「ところでナオさんは?」
「私は人魚だからね。結構珍しいでしょ? しかもクォーターだからね。」
「クォーターなの!?」




