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第三話 第八部 アリスのコミュニケーション

「ただいま。」

「どうも、始めまして!」

「あのモデルのアリスさんですよね。ナーニャ・スフート・エルです。よろしくお願いします。」

「よろしくっ! スフートってあの民族なのね。珍しいね!」

「いえいえ…私は人間のハーフでして。」

「私と一緒だね! よろしくねっ!」

 アリスは民族のことを知っていながらも優しく接している。こういう仲間がいるととてもうれしい限りだ。それを聞いてほっとしているかのようにナーニャも笑っている。二人なら仲良くなってくれるかな…。

「えっと…あなたは?」

「クレイナです。よろしく。」

「よろしくねっ! えっと…もしかして魔法使えるけどハーフ? それともどこの種族? なかなか見ないね。」

「私は人間です。これは義手と義足です。」

「なるほどね…。」

 さすがにクレイナのような人はなかなか見かけないから見たことがないか。クレイナが魔法を使えるのは知っているが、アリスはそれに感づいているようにも見えていた。かといってクレイナがそこまで魔法を使いこなせるわけではないが。

「面白いね、君。」

「私でしょうか?」

「うん! よろしく。」

「こちらこそよろしくお願い致します。」

 アリスは無表情のクレイナに対しても問題なく接している。こんなに話しやすい人だなんて本当によかった。

「えっと、そっちが…。」

「サスト・オルガバディです。」

「あっ、どっかで見たことある! タクセスで全国大会に出てたでしょ!? たまたまテレビ見たときやっていて、もしかしてその人だったとは!」

「あれ、知ってくれていたなんて光栄だな。タクセスやっているのか?」

「趣味程度かな。そんなガッツリではないけどね。」

 サストにも興味を持ってくれているようだった。これなら…俺も問題はないかな。

「あ、ツキカゼくん。」

「あ、ナオさん。」

 俺はナオさんのもとへと向かっていく。この前のあれだから…きっとナーニャもクレイナも気づいてくれるだろう。

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