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第三話 第七部 ドラゴンヴィオヴィ属のアリス

「うわぁ…本当にすごいね。こんなにいるんだ。」

「そうだね。なんだかんだで人数は増えてきているからね。俺たちの席は…あそこか。」

 俺はテーブルの上に書かれた名札ボードを見つけてそこへ移動した。ナーニャとクレイナ、サスト先輩の席を見つけて誘導する。俺はそのままレイチェル先生のもとへと向かっていった。

「先生、何か手伝うことは?」

「あ、今は大丈夫よ。うーん、もし強いていうならセリアやナオ、それとアリスの相手をお願いしたいね。」

「了解です。それで、セリアは?」

「後ろよ。」

「うわっ、てか店の中で浮遊するなよ。」

 後ろからセリアの声が聞こえてきた。俺は身構えるようにセリアを見る。というか…さっきまで歩いていただろ。

「足元が危ないのだもの。それに風といっても周りに迷惑がかからないような飛び方しているから平気よ。」

「ふむふむ、そういう飛び方があるのね…これを見たら私もいかなきゃ…でもずっと見ていたい。」

「先生、恥ずかしいです。」

 先生も先生でこういうことになるとものすごい集中するからな。なんとかここは引き離しておいたほうが良さそうだな。

「セリア、ある程度いま聞きたかったこと聞いておこうか?」

「あ、そうですね、それじゃあお水をどうぞ。」

 セリアは魔法を使って水を注ぎ、コップを浮遊魔法で俺の所へと持ってきてくれた。やっぱり魔法を使えるっていうのは便利だよな。俺たちはどうやったって機械を使っていかなければいけないし。

「ああ、ありがとう。それじゃあお話を…。」

「セーリアッ!」

「キャッ!? やめてよ! 水が近くにあるからこぼれるでしょアリスさん!」

 突然紅色の髪をした女の子がセリアに抱きついた。よく見てみるとあのモデルのアリスが目の前にいた。

「あれ、アリスだよな。」

「雑誌で見たよ。あのファッション雑誌とグラビアでしょ!? すげぇよな。スーパーモデルだぜ。」

「あ、ごめんごめん! 話しの途中だったっぽいよね。私も混ぜてよ!」

「なんでですか! 私はこれから質問したかった所なのです!」

「まあまあ…落ち着けよ。」

 俺が声をかけるとアリスが俺の方を向いてきた。そしてまじまじと俺の顔を見る。

「およっ? あ、もしかしてレイチェル先生が言っていたツキカゼさんですか?」

「はい、シンヤ・ツキカゼです。」

「アリス・ヴィオヴィ・セレナーデよ! よろしくね!」

 意外と話してみるととても楽しく話しかけてくる女の子のようだ。それにレイチェル先生とセリアとは知り合いのようにも見えた。なんだろう、こんなモデルの女の子がいるのに俺は何にも違和感を感じない。むしろ普通の高校生と接しているような気分だ。

「というわけで、こんごともよろしくねっ!」

「アリスさん! 尻尾は振らないで! うれしいのは分かるけどテーブルに当たったら!」

「あ、ごめんごめん。」

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