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第二話 第十六部 助けるために

「さてと、すまないな。お時間もらって。今日は警察の車で送っていくから心配いらないよ。」

「ありがとうございます。何から何まで…。」

 俺はレヴィさんに声をかけて国際人類警察メルジ国支部を去った。車にクレイナ、ナーニャと共に車に乗るとナーニャは涙を流していた。

「どうした、ナーニャ。」

「私…あの人たちを守れなかった…助けたかったのに。」

「ナーニャ…。」

 ナーニャは服をつかんで大粒の涙をこぼしていた。服に涙が染み渡っていくのを見ると、俺も心がきつく絞められる感じがした。

「大丈夫、あなたは悪くない。」

「クレイナ。」

 クレイナはナーニャに声をかけていた。真顔ながら、声のトーンも一定だけれども…俺には気持ちが伝わってくるように見えた。あの人を助けるには…俺たちの力だけじゃどうしようもない。何か…出来ることは。

「私…助けたい。」

「私も。」

 ナーニャとクレイナは俺の顔を見て訴えかけてきた。そうだ、俺たちが助けなければ…。あいつらを助けなければ。

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