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第二話 第八部 ナーニャの魔法

「さてと…クレイナ。この周りの監視だけお願いしたい。危ない場所には入らなくてもいいからな。ある程度普段どおり、買い物をしながら監視で頼む。」

「わかった。気をつけて。」

「ありがとう。よし、ナーニャ。いくぞ。」

 クレイナはいつも通り、淡々と答えてくれる。でもこう言ってくれた方が安心感が出る。俺はナーニャと共に噂のある場所まで移動する。ナーニャは普段とはまったく見せないような顔つきになっている。

「ねえ、前にもお話した通りね。もし私が完全な戦闘状態へと変わったらすぐに逃げて。敵味方の区別が出来るのは紋章の刻まれた人のみだから…。」

「わかった。かといってナーニャも無理するんじゃねえぞ?」

 俺はナーニャのことを思い出すように移動していく。息を静かにして裏道を進んでいく。そして噂どおり、一つの鉄格子の張られている出入り口があった。特殊な金属で出来ており、鍵もかかっていた。

「どうする?」

「ちょっと離れて。」

 俺はナーニャの元を離れる。するとワンピースのしたへと手を入れ、武器を取り出す。ナイフ?

「おま、そんな凶器持ち歩いているのか?」

「いや、こういう時にしか装着しない。今は縮小型収納箱だってあるからね。」

 そんなことを話しているとものすごい嫌な感じがした。ナーニャの体から湯気のように魔力が出てくる。見えたかと思った瞬間、ものすごい勢いでナイフを振り下ろした。すると鉄格子をつなぐ鍵が真っ二つになって切れていた。

「んな!? そんな切り方あるのか?」

「魔力を使ったからね。これでもあまり魔力は使っていない方よ?」

 ナーニャはスッとナイフをしまって鉄格子をこじ開けた。これが本当に女子かよ…。まあエルフの中でも戦闘民族と呼ばれるだけはあるな。

「……誰もいないわね。行くわよ。」

 ナーニャはゆっくりともう一つの扉を開ける。中は薄暗いライトに照らされている。ナーニャの顔を見ると、目の形が少し変わっていた。ん? なんだこれは。薄いけど…何かが見える。

「監視カメラは…無し。行くわよ。」

「あ、ああ。」

 これだけで…遠くを見れるというのだろうか。そんなことが出来るなんて…。

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