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第一話 第十部 彼のためにも
「うっ…ううっ。」
「泣くな、お前のせいじゃない。」
ジャルミーは病院を出て会議室に戻っても泣いてばかりだった。それもそのはずだ、後から知ったことだが二人は恋人関係になる寸前までいっていた。そんな中で殺されてしまった。犯人を捕まえたい所だが、どうもなかなかいかない。防犯カメラの顔が場所によって違うからだ。どれが犯人なのかが分からない。なんという技術を使っているのだろうか。
「とにかく手がかりはこの銃弾一発よ。」
この銃弾、普通は北陸の軍隊が使われるものだ。普通のルートでは手に入らないルートを使っているはず。ということは軍につながる人たちがいる可能性があるかもしれない。過去にわたって武器の輸出入の確認をしていかないとまず犯人へとつながっていかない。なんとかしないとさらに被害が広がっていく可能性もある。
「リーナ、今出来る限りでは何がある?」
「確認できたのは足跡よ。これはこの近くの店で買えるものでもあるわ。近辺に聞き込み調査をしていくのも必要よ。」
「そうだな。」
俺たちは事件に関することまとめ始めた。けど…この状況でジャルミーを続けるのは…。
「私、必ず犯人を捕まえたいです。彼のためにも…。」
彼女の目は決意の目が見えていた。まだ…ジャルミーは大丈夫そうだな。




