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第五話 第十三部 見極め
「コチラ動きは全く無い。」
「わかった。」
俺はリーナに連絡をとって電話を切ろうとした。だが、目の前で男が動き出した。右手には鞄の中から取り出したと思われるものを出していた。厳重な箱? 何かを渡すのだろうか。
「いや、リーナ。数名こっちにアシストを頼む。動き出した。」
「わかった。今連絡する。」
そういって俺は飲み物を飲み干してゴミ箱へと捨てる。そしてその男の後をつけるように歩いていく。何が起こるかわからない。だからこそ…ついていくべきだ。そして…逮捕すべきだ。
「何か持っているの?」
「ああ、右手にさっきには無かった何かがある。それをおそらく渡すか…あるいは…。」
そういって俺はついていく。きっと…何かをたくらんでいる? もしくは荷物を渡す気なのか?
「今そっちに4人ほど向かわせた。」
「ありがとう。なんとかする。」
そういって連絡を切った。あとはどう動くか。それを見極めるだけだ…。




