2.和んでどうする! (後部に設定補足つき。)
設定読んでもらわないと説明が追いつかなくて処理に困っている件。
そんなの読んでられない!という方は、なんとなくそんなもんなんだなー、で流しておいてください。
左に炊き立てのごはん。右に豆腐とワカメの味噌汁。その奥に、どーん、と鎮座する鯛の煮つけと、寄り添うように佇む里芋の煮っころがし。
食卓の上は、さあお食べなさいといわんばかりになっていた。
「なにこれ。」
「せっかくなんで久々に作ってみたぞ。料理って、確かこんなんだったよな?」
色々言いたいことがある。
なんで鍵のかかった僕の家にいたのかとか。
その前になんで場所知ってたんだとか。
メニューのチョイスどうなってんだ、お前悪魔だろ、食事は生血や魔力結晶じゃないのかとか。
そもそもお前料理作れたのかよ、だとか。久々ってなんだとか。
食材どこからもってきたんだ、とか。
「安心しろ、持参した材料には毒は入ってない! 火も通ってるし味見もしたし、食えるはずだ! たぶん!」
その胸を張る自信はどこからくるんだ。
でも、気付いたら完食しちゃってた僕も僕だと思った。
久々の暖かい食事だったから、なんて言い訳だけども、…美味しかった。ごちそうさまでした。
出された食後のぬるめのお茶を受け取って啜ってから、一息つく。
古くて狭いワンルームだが、駅から遠いので割安で借りることができた僕のささやかなお城だ。
さて、空いた時間があるうちに、今日の仕事の残留分片づけておかないと。
パソコンを起動してネットワークに接続し、魔力認証を済ませてっと。
「おお、最近はずいぶん便利になってるんだな、それ、世界記録?」
「そんな大層なもんじゃないよ、ただのインターネットじゃないか。といっても、これ100年は昔からこうだったって聞くけど、知らないとか…お前、何歳なのさ?」
「忘れた。そっか、もうそんなに経ってるのかー、案外早かったなー…。」
なんか変態が遠い目をしているけど、それより調べものが先、先。
軽くシャワーで汗も流したが、その間ずっとあの変態は勝手にパソコンで遊んでいたようだ。まだ初めて触って半時間ほどなのに、操作も随分スムーズになったな。その学習能力もある意味すごいけど、なんでこんなに自然にしてるんだか、と。
自然に? …不自然なのか?
…不自然だよ!!
気付いてまた愕然とした。これ、操られてる! 操られてる僕! やばいって!
「ありゃ、まだ抵抗するのか? 無駄だって。ちゃんとコレ終わったら説明するから、悪いけど今夜はもう寝ててくれなー。」
あいつからまた、あの…いい匂いがし、て…。
あ、無理だ、これ。心地よい睡魔に抗えず、僕は意識を手放した。
以下設定補足です。
※いちいちアクト君に説明口調させていると違和感満載なので、設定補足はこちらに書くことにしました。作者の腕が圧倒的に足りませんでした…。
※とりあえずだーっと書き殴り。追加分はまたその話の後部に追加します。
魔法使いとは、魔法協会が発行する魔法検定資格を所持している者をいう。
魔法を使うのには基本的に上記資格を所持する必要がある。でないと魔法協会が管理する警察の魔法管理部門にしょっぴかれる。大体駐車禁止違反みたいな感覚。(バレなければ平気だが、場所と時間と使用規模によっては逮捕される!)
余談だが、この世界は現界(主に人間が生息するが、他の種族も割となんでもいる。)、魔界(濁の意味で環境ひどすぎて悪魔・魔物しか住めない。対策なしに現界の生物が行ったら1時間程度で死ぬ。)、天界(清の意味で環境ひどすぎて天使と神族しかいない。対策なしに以下魔界部分と同文。)に分かれている。魔法で世界の壁をこじあければ簡単に移動できるが、あまり大きな穴を故意に開き続けると冗談抜きに全部の世界が連動して危なくなるということが発覚して以来、現界発の魔法協会本部主導で管理されている。
雑種の扱いは、能力による。基本人間との雑種の方が、本来の純種より劣る点も多いため厳しい事が多い。
というよりこの現界、在住種族多すぎて基本実力本位。種族差別、個体差別が当たり前。
世界観的には、アクト君の住んでいる場所は…日本の地方中小都市程度(Wikiによると人口5万人程度のものをいうらしい。)を想定している。
街中は、現代日本の街並みを想像していれば大体間違いない。インフラは日本の電気水道ガスと同じようなレベルで到達している。(謎の魔法パワーと各種族の頑張り諸々で。)大きな道路網はないが、魔法による転移陣ネットワークと情報世界の配備が進んでおり、輸送諸々はやはり現代日本と同レベル。遠距離でもコストを考えなければ、もしかしたら現代日本より早く移動自体は可能かもしれない。
国ももちろんいくつもあって仲がよかったり悪かったりしているが、魔法に関しては魔法協会が現界全エリア内で見解を統一し、魔法的秩序が乱れないように頑張っている。魔界、天界においても大体似たようなものらしい。詳細は関係ないので省く。
さらにオマケ。あくまで作成時の仮想定。イメージ崩れるわ!という方は見なかった事にしても問題ありません。
アクト君の外見は、身長156cm、体重45kg。半獣人なのでもちろん人型。
なお、獣人種族は普通は人型形態のほかに獣形態にもなれる変身技能持ちがデフォルトだが、アクト君はハーフなせいか、その能力はなし。
こげ茶のゴワゴワ猫耳男子(尻尾なし)。童顔。肌は黄色人種系、目の色は緑で、瞳孔が縦に開いており、地味に暗視持ち。このあたりは描写がない程度の存在感。
魔法素養は、ちょっと素質ある人間レベル。大魔法は撃てないよ!撃ったら干からびて死ぬよ!
着衣は大体作業服の紺のローブ。きっと日本でいう○ークマンみたいなお店で普通に売ってるに違いない。魔法使いといえばローブですよね!
けれど、後から考えると現代日本にローブはないわけで。多分、仕事先ではスーツとかなんでしょうね。
名前がまだ出てこない、変態悪魔の外見。183cm、体重は漢の秘密。というよりたぶん可変。
男性型、描写してないけど、頭に黒い角、赤い髪、黄色の目、白色人種系の肌、さわやか系○ャニーズ系イケメン。細マッチョ。描写してないが、背中に広げると最大5m程度にもなるコウモリの翼が出せるので、ある程度なら飛べる。
どうでもいいがなぜか一人称が俺様。絶対普通ではいないだろこんなの、というので採用。ファンタジー万歳。
こいつの魔法素養は、魔力どばどば。魔法協会が界を超えて移動するときには監視するレベル。(万一犯罪起こされたら周囲含めて危険なため。)
服は自分の魔法でその時の気分でいろいろ作って着ているという設定なので未定。
そういえば、服装とかも基本は現代日本を想像してもらってると間違いない。ちょこちょこ種族別で背中に翼用の穴があいてたりズボンに尻尾用の穴があいてたり、副腕用に袖が6本とかあったりするが、誤差の範囲。
現界では基本的に、なるべく人間サイズで各種の規格を作ることになっている。(大体大きいサイズが身長2m程度~小さいサイズは1mの子供服程度。)あまりにサイズの違いすぎる他の種族は、魔法で変身することによってフォローしている。




