表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラスト・トラベラー ~救いの巫女と銀色の君~  作者: 両星類
第一章 見たこともない世界
18/203

登場人物紹介(~第一章まで)

登場人物紹介(~第一章まで)

※ネタバレ多少含みます。

 本編を読んでからご覧いただきますと、より楽しめるかもしれません。


○主人公と仲間たち


蓮野はすの あおい

 誕生日:春生まれ 年齢:十四歳 身長:158cm

 髪:焦茶のショートボブ 瞳の色:漆黒

 傾陽けいよう中学校に通う、アニメや漫画が好きな至って普通の女の子。幼少時に空手と護身術を習っていた経験があり、異世界に飛ばされて早々に殺気立つ暴漢たちをなぎ倒した。性格はやや楽天的で、良くも悪くも肝が据わっている。年相応に恋愛話は好きだが、三次元の人間を好きになったことがない。『アスラント』における伝説の巫女の生まれ変わりであり、そのために魔族から命を狙われる羽目になったものの、未だ半信半疑。蘇った太古の魔物を相手に、辛くも勝利を収めたが……。


・イチカ

 誕生日:冬生まれ 年齢:十六歳(一話時点では十五歳) 身長:173cm

 髪:肩で切り揃えられた銀色ストレート 瞳の色:銀

 切れ長の瞳と整った目鼻立ちを持つ美少年。しかし表情が乏しく、口数も少なく、笑顔を見せたことがない。初めて碧と会ったときには異様なまでの殺意と憎悪を向けたが、彼の過去に起こったある出来事が関係している。結果的にその出来事が、責任感の強い性格もあいまって、碧を魔族から護る間接的な理由の一つとなる。剣技を得意としており、人のみならず下位魔族程度であれば(かつ油断していなければ)互角以上に渡り合える実力を持つ。読書が好き。


・ラニア・クラウニー

 誕生日:春生まれ 年齢:十五歳 身長:165cm

 髪:背中までの金色 瞳の色:薄紅色

 見目麗しく大人びた容姿と、わがままボディに恵まれた少女。その見た目から実年齢よりも五つほど年上に見られることが多々あるが、中身は年齢通りで子どもらしい一面も。探求心が強く、時に並外れた行動力を発揮する。親の決めた婚約者がいるが、満更でもない様子。

 幼い頃に父・母・弟を魔物に殺されており、幼なじみ家族に世話になりながら育ってきた過去がある。頻繁に図書館に通うほどの読書家で、ある日たまたま見つけた日本関係の文献に夢中になり、いつの間にかその虜となった。銃士であり、その腕前はかなりのもの。


・カイズ・グリーグ

 誕生日:夏生まれ 年齢:十四歳(一話時点では十三歳) 身長:167cm

 髪:くすんだ金髪逆毛 瞳の色:深藍色

 イチカを「兄貴」と慕う少年。ジラーとは無二の親友。無邪気で明るいが短気なため、気に入らないことがあるとすぐにキレる。そして顔に出る。痩せの大食い。


・ジラー・バイオス

 誕生日:秋生まれ 年齢:十四歳(一話時点では十三歳) 身長:168cm

 髪:紫に灰色のメッシュを入れたモヒカンヘア 瞳の色:黒にほど近い紫

 イチカを「師匠」と慕う少年。カイズとは無二の親友。のんびり屋で滅多に怒らない。年不相応に冷静な面もあるため、暴走しがちなカイズのストッパー役も担う。筋トレが趣味で、年齢に似合わずボディービルダーばりの筋肉を持つ。


○レクターン王国

 

・ネオン・メル・ブラッサ・レクターン

 レクターン王国第一王女。十四歳。好奇心の塊であり、城を頻繁に抜け出して国外へ逃亡したり、体術を身につけていたり(その上結構な実力者)とかなりのおてんば娘。裏表のないあけすけな物言いや大らか(すぎる)な性格も相まって、国民からの人気も高い。上下関係や敬語を嫌い、特に同世代とは進んで友人になりたがる。カイズやジラーとは面識がある様子。


・オルセト・グランディア

 レクターン王国騎士隊長兼王女たちの世話係。十九歳。絵に描いたような生真面目な(裏を返せば融通が利かない)青年であり、各所から「能面」と称されるほど理性的。一方で怪談の類いや不意打ちに弱く、クリプトンによくいじられる。ミシェルとは幼なじみの腐れ縁。


・ミシェル・カウド

 レクターン王国副騎士隊長兼王女たちの世話係。十九歳。騎士隊長であるオルセトの補佐を務めているが、現在の地位に満足しておらず、騎士隊長の座を平和的に虎視眈々と狙っている。オルセトとは幼なじみの腐れ縁。


・クリプトン・ラグ・デイ・レクターン

 レクターン王国第二王女。十三歳。愛称は「クリフ」。いたずらが好き。オルセトに淡い恋心を抱いている。


・ダグラス・ガイル

 レクターン王国騎士団軍事総長。五十代半ば。懐が広く、隊員たちの父親的存在。頭髪が少なくなってきたのが悩み。


○その他


・ヤレン・ドラスト・ライハント

 四百年前、アスラントを救ったとされる巫女。現時点ではどのような方法を用いているのかは不明だが、時を超えて碧に真実を語り、様々な助言を送る。


・白い少女

 イチカの前に現れ、碧を護るよう懇願した謎多き幼女。ヴァーストとの戦いで絶体絶命の危機に瀕していたイチカを、『神術しんじゅつ』と呼ばれる不可思議な技で援護した。その神出鬼没さ故に、碧からは幽霊と間違えられている。


明海あけみ

 日本に住む碧の親友。歯に衣着せぬ物言い。中二にして彼氏がいる。


佐保さほ

 日本に住む碧の親友。おっとりとした性格。中二にして彼氏がいる。


・マテリカ

 ウイナーに住む、ラニアの幼なじみの少女。心優しく心配性。


・シェスタ

 ウイナーで菓子屋を営む、褐色の肌と高身長の女性。いわゆる男役がはまりそうな涼やかボイスの持ち主。


○魔族


・魔王【グレイブ・ソーク・フルーレンス】

 碧の命を狙う魔王軍の頂点だが、一章中盤で部下兼愛人を同士討ちにより喪いすでに傷心中。


烏女ウメ

 魔王の部下であり恋人。元人間。魔星ませいに生息する『魔烏デス・クロウ』の羽根を用いた多種多様な攻撃を得意とすることから、しばしば『烏翼使うよくし忍者』と呼称される。先陣を切って碧の抹殺を試みたが、悉くイチカに阻まれ失敗。元々彼女を疎ましく思っていたヴァーストやクラスタシアの目論見により、同士討ちに遭い死亡する。


・ヴァースト・マレイ

 魔王直属部隊『一魔王の僕(フィーア・フォース)』のひとり。『獣配士じゅうはいし』の異名を持ち、その名の通り魔星の獣を複数従え身体の中に飼っている。何やらイチカのことを知っている様子。


・クラスタシア・アナザント

 魔王直属部隊『一魔王の僕(フィーア・フォース)』のひとり。中性的な声と女性的な顔立ち。極度の女嫌いだが女装や女の真似事が趣味と、色々こじらせている。


・エグロイ・アス

 魔王直属部隊『一魔王の僕(フィーア・フォース)』のひとり。身長五メートルの人喰い鬼で、目上の者に対しては砕けた敬語を用いる。あまり賢くない。


・ソーディアス

 魔王直属部隊『一魔王の僕(フィーア・フォース)』のひとり。一章時点では名前のみの登場。クラスタシア曰く「行き先も言わずにどこでもふらりと行っちゃうヒト」。


・セルフィトラビス

 生命の石(リバイバル・ストーン)を埋め込まれたことにより復活を果たした太古の魔物。体長は六メートルにもなり、芋虫と百足を掛け合わせたような外見にもかかわらず、その身体は哺乳類などと同じく血肉と骨格により支えられている。魔王の命令により一行が滞在していたラニアの店兼住宅を強襲し、碧以外の人間を丸呑みすることに成功するが、碧の身体能力とラニアの行動力により撃破された。


○小ネタ、設定など(ちょくちょく更新するかも)


魔星ませいについて

 魔族の住まう星であり、人間界の遙か上空に位置している。それ以外の情報は人間たちは持ち得ていない。

 

瘴気しょうきについて

 

 魔族が発する特有の気であり、その強弱が彼らのステータスに直結する。必要に応じて出力を調整でき、上位種になればなるほど調節する能力も高い。たとえば、クラスタシアやヴァーストは烏女とは比較にならないほどの瘴気を持つが、制御する能力も烏女より優れているため、偵察時などは敵方に気取られにくい。

 

瘴風しょうふうについて


 魔星に吹き荒れる風。

 

・『魔烏(デス・クロウ)』の羽根

 羽根に備えられた補助的な目により、相手を翻弄する回避行動を得意としている。この目は胴体を離れても独立して機能するが、通常の鳥類と同じように『夜間』、あるいは視界が著しく不良な場合は本来の力を発揮できない。

 魔烏は魔族の中では下位に属するが、素早さだけを見れば中位レベルの魔族を翻弄できるほど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 1章を読み終えました。 わくわくする、主人公成長系ですね。作者様と、読んできた漫画の系統が同じだ……!となるくらい、自分が好きな展開が続いてます。 描写が丁寧です。キャラの書き分けもしっ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ